16番のティショットを右に曲げ、2打目を放つ斉藤愛璃。ここで、この日2度目のトリプルボギーを叩いた

国内女子ツアー「Tポイントレディスゴルフトーナメント」初日。今シーズンの開幕戦でツアー初勝利を飾った斉藤愛璃は、先週優勝のイ・ボミ（韓国）、アマチュアの比嘉真美子と同組で9時57分にスタート。今週も多くのギャラリーが後に続き、いまだ変らぬ注目の高さをうかがわせたが、序盤から大きくつまずく苦しい展開に周囲からは大きなため息が漏れた。

1番（パー5）を4オン2パットのボギー発進とすると、4番のグリーン右カラーから打った3打目のアプローチは「カップしか見ていなかった」と10m近くオーバー。ここからまさかの4パットとし、痛恨のトリプルボギーを叩いてしまう。

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直後の5番で2m、6番で8mを沈めて連続バーディを奪うが、後半の16番（パー5）で再びの悪夢。ティショットを右に曲げると、2打目は出すだけ。残り180ヤードの3打目を左に曲げてOBとし、トリプルボギーを重ねた。この日「78」、6オーバーは87位タイと大きな出遅れ。早くも2週連続予選落ちのピンチに陥る中で、明日の2日目に臨む。

「（4番について）後悔もあるが、しょうがないですね。これも勉強です。（16番3打目は）思ったよりも左に行ってしまった。それ以外は本当に良かったのでもったいなかったですが、明日もまた頑張ります」と気持ちの切り替えに努めていた。（鹿児島県姶良市／塚田達也）