自分の打順を石川に抜かされそうになり思わず笑う小林正則

国内男子ツアー「～全英への道～ミズノオープン」には、ミズノ所属のプロや用品契約を結ぶ選手たちがホストプロとして、大会の盛り上げ役も担っている。そして、今大会の予選2日間でもっとも注目される石川遼と同組でラウンドすることになったのが、今季「とおとうみ浜松オープン」でツアー初優勝を果たした小林正則だった。

数多くいるホストプロの中で今季優勝しているのが小林ただ1人ということ。そして、石川とは優勝した試合でプレーオフを戦った2人ということで、注目度は高い。前日、ペアリングに関して「もうカンベンしてくださいよ！自分をもっと悪者にしようとしているんですか」と冗談半分に話す。しかし小林としては、まんざら冗談ではなく、「あの時、自分が本当に勝って良かったのだろうか」と悩むこともあったという。

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そして迎えた初日、前半はショットが安定せずに苦しんだ小林だが、後半にスコアを伸ばして4アンダーの10位タイまで浮上してきた。「いやー、ほっとしています。なんとか置いていかれずに踏ん張りました」と胸をなでおろした。

同組の石川と丸山大輔が5アンダーまでスコアを伸ばしていたため、小林は必死になってくらいついた。ホストプロのプレッシャー、そして石川をプレーオフで下した男は、大会2日目もプレッシャーの中で戦い続けることになる。【岡山県笠岡市／本橋英治】