昨年12月のオーストラリアンオープンを制したジェフ・オギルビー。今季開幕前のまさに”つまづき”を今週のうちに取り戻せるか？(Mark Nolan/Getty Images)

3日（木）から6日（日）にアリゾナ州TPCスコッツデールで開催される米国PGAツアー第5戦「ウェストマネジメントフェニックスオープン」で、ジェフ・オギルビー（オーストラリア）が、約1か月遅れの開幕を迎える。

当初、3連覇のかかった開幕戦の「ヒュンダイトーナメント・オブ・チャンピオンズ」に出場を予定していたオギルビー。しかし先月、会場のプランテーションコースatカパルアのあるハワイ州マウイ島入り後、ビーチで転倒し右手人差し指を12針縫うけがを負い、欠場を余儀なくされた。

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2週間前に抜糸し、数日前からようやくショットの練習を再開。「（1か月前に）ハワイに到着した時くらいの調子ではあるよ。まあ、試合はレンジで練習しているときのようにはいかないからね。でも時間が経てばもっと良くなるだろう」と言う。

傷が癒えていない間、パッティングとアプローチの練習に時間を費やしたというオギルビー。「ショートゲームの練習は、試合の時のショートゲームだけに役立つものではない」と、スイングの基本に立ち返ったことには一定の充実感もあるようだ。2011年の始まりは思わぬ災難に見舞われたが、“けがの功名”となるだろうか。