この日、大会主催のクリニックに参加した諸見里しのぶ。こんな時はどう打てばよいですかという難題に、懸命に答える。

「ちょっと不安を残したまま、本戦になってしまいますね」という諸見里しのぶ。今季は国内ツアー開幕前に米女子ツアーで2試合に参戦するが、さすがにこの時期に万全の状態に持っていくことは難しい。

「スイングが安定しないのもあるし、しっかり（球を）ヒット出来るかが問題。でも、アプローチ、パッティングは良かったので、しっかりリカバリーして、チャンスをものにしていきたいです」。寒い神戸から常夏のタイに来て、アイアンの飛距離も1.5番手は違うという。

＜＜　下に続く　＞＞

それでも、来年の米ツアー参戦、そして今季の米メジャー挑戦を見据える諸見里にとって、この2試合は非常に重要な意味を持つ。「この試合は推薦だし、来週は去年（国内賞金ランキングで）2位になったからこそ出場できる。貴重な試合を生かしたいです」。まずは雰囲気に慣れること、そして自信を掴むことがこの2試合での目標だ。

「コースは距離があって、ラフに入ると芝が元気で難しい。グリーンが全ホール砲台で、1ヤードのミスで2~30ヤード戻ってきてしまう。戦い応えのありそうなコースです」と話す諸見里。この2試合で勢いをつけ、直後に開催される地元でホステスプロとして迎える開幕戦にも、良い流れを繋げたいところだ。

• 2010年開幕戦！宮里藍、美香、上田、諸見里に注目！
• トッププレーヤーのスイングをチェック！
• 諸見里しのぶのプロフィール