今週はスコッティ・キャメロン製のスワンネックのパターを握る予定の石川遼。

国内男子ツアーの「キヤノンオープン」は4日（木）から4日間、神奈川県の戸塚カントリー倶楽部 西コースで開催される。同大会でここ2年、最終日最終組を回りながらも優勝に届かない石川遼は、再び好相性のコースとの戦いに挑む。

開幕前日の3日（水）はプロアマ戦に出場。午後からは雨粒が落ちるあいにくの悪天候でのプレーとなったが、ショットに好感触を得ながら最終調整を行った。上位争いを演じたここ2年は予選ラウンドですべて60台をマーク。「初日、2日目に“そこそこ”のプレーをすると、3日目にトップ5くらいに入っている感じですね。難しいホールをしのげているのもあると思います」と自信をのぞかせた。

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前週の「コカ・コーラ東海クラシック」では決勝ラウンドに粘りを見せて6位タイフィニッシュ。「盛り返せたのは良い材料。あれに近い内容のゴルフを4日間のうち3日間できれば、優勝争いができるかなと思っています」と、次週の国内メジャー「日本オープンゴルフ選手権競技」も見据えながら話す。パターは今週、約1か月前に発注していたスワンネック型のニューパターをテストするなど、試行錯誤を繰り返しているが、状態が上向きであることを強調した。

この日は、来年の「プレジデンツカップ」において、世界選抜チームの副キャプテン（キャプテンズ・アシスタント）に丸山茂樹が就任したことが発表され、石川も「凄いことだと思います」と感激。自身はプレーヤーとして3大会連続の出場を目指す中「（世界ランキングで米国勢、欧州勢を除いた）上位10位という（自動選出）枠で選ばれるように頑張りたい」とモチベーションを高めた。

昨年の最終日1万9926人をはじめ「キヤノンオープン」は例年、週末に大ギャラリーを集める。首都圏開催のビッグトーナメントで今年も主役の一人となる。（神奈川県横浜市／桂川洋一）