2023/11/09GDOEYE

「僕は甘かった」欧州でフルシード獲得ならず 比嘉一貴のこれから

◇国内男子◇三井住友VISA太平洋マスターズ 事前情報(8日)◇太平洋クラブ御殿場コース(静岡)◇7262yd(パー70) スコットランド上空の雨雲は猛威を振るい、セントアンドリュースをはじめとした世界に名だたるゴルフ場は水浸しになった。10月の「アルフレッド・ダンヒルリンクス選手権」は連日の大雨で月曜日まで順延され、54ホールに短縮にして競技が成立。全選手が3コースを回る試合で、比嘉一貴が最後に回ったカーヌスティGLはバンカーが“池”になるほどで被害が最も大きかった。そんな、およそフェアとは思えない悪条件も言い訳にはできない。 宿泊施設が望んだようなものではなかったり、フライトが遅れたりする...
2023/10/30GDOEYE

“デジタルコミュニケーション改革”で目指す女子ツアーのファンづくり

◇国内女子◇樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 最終日(29日)◇武蔵丘GC(埼玉)◇6650yd(パー72)◇曇り時々晴れ(観衆5629人) 会場に足を運んだことがあるファンは「JLPGA OFFICIAL SNS」と書かれたビブスのスタッフを見かけたことがあるかもしれない。 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は2021年後半からSNSを通じたファンづくりを本格化させた。フォロワーはInstagramを中心とした5アカウントで計50万人を突破した。スタート時からは倍増だ。 事業戦略部・事業戦略グループの小川智史氏は2年をかけて取り組んできた“デジタルコミュニケーション改革”につ...
2023/10/23GDOEYE

“スマイルキャンディ”から消えた笑顔 イ・ボミが最後まで貫いたプロ意識

予選第2ラウンドの18ホールを終えると、イ・ボミ(韓国)はグリーンを取り囲む多くのギャラリーに向けて、はにかみながらも清々しい笑顔を見せた。今季は8試合に出場し、すべて予選落ち。4日間プレーするという目標に届かず、有終の美とはいかなかったけれど、ゴルフへのモチベーションを奮い立たせて臨んだ1年を最後まで走り抜いた。 今季開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」前の2月27日、今季限りの国内ツアー撤退を発表した。表明のタイミングをシーズン開幕前にしたのは、最後の勇姿を一人でも多くのファンに届ける機会を作りたかったからだ。 近年は不調に悩む日々が続き、笑顔が次第に少なくなった。「いいプレーを見せるこ...
2023/10/02GDOEYE

“若いゴルフ”は「できないし必要と思わない」 上田桃子が自分を重ねた優勝争い

◇国内女子メジャー◇日本女子オープンゴルフ選手権 最終日(1日)◇芦原GC海コース(福井)◇6528yd(パー72)◇雨のち晴れ(観衆9127人) 優勝した原英莉花に続く2位で終えたのは、56試合目のメジャー出場となった35歳の菊地絵理香。「日本女子オープン」では3度目の2位になる。1度目は2013年。最終日の終盤に一時は首位に立ちながら、16番と17番を3パットの連続ボギーとして宮里美香に1打及ばず。2度目の15年は三つ巴のプレーオフまで進んだが、チョン・インジ(韓国)に敗れメジャー初優勝を逃した。 「メジャーはたくさん経験して勝つものと、勝手に思っていた」と菊地。経験を積むほどに近づくと思...
2023/09/18GDOEYE

「30歳過ぎてからがピーク」は昔の話? 32歳になった石川遼が思うこと

◇国内男子◇ANAオープンゴルフトーナメント 最終日(17日)◇札幌GC輪厚コース(北海道)◇7066yd(パー72)◇曇り(観衆3128人) 大会最終日の17日、石川遼が32歳の誕生日を迎えた。通算15アンダー6位と今季4回目のトップ10に入ったが、上位に名前が上がってくる年下の選手を見ると、時々“年齢問題”が頭をよぎる。 「昔、思い描いていた32歳は、そこからピークがくるイメージ。今はだいぶツアーも若くなって、世界的に見てもピークが30過ぎというのはひと昔前の話」と、気づけば難しい年ごろになって来た。 現在の賞金ランキングトップ3には、中島啓太(23歳)、金谷拓実(25歳)、蝉川泰果(2...