2017/07/23女子プロレスキュー!

左足上がり・下がりをUTで乗り切る方法 加賀其真美

“左足上がり・下がり”をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーCさんの悩み】 「左足上がりや左足下がりの傾斜が大の苦手です。セカンド地点でこのようなライになると、(グリーンを狙わず)刻む選択しかありません。少し距離がある場所からでも、番手を下げずにグリーンまで運ぶ打ち方を教えてください」 【加賀其真美のレスキュー回答】 今回は残り160から170ydの左足上がり・下がりから、ユーティリティ(以下、UT)を使った打ち方をお教えします。UTを使う理由は、弾道がフェアウェイウッドより低く、ミドルアイアンより距離が出せるため、このくらいの距離でも狙い打てるからです。 【左足上がり】スタンスを狭める! 左...
2019/03/20女子プロレスキュー!

アプローチで右手首の角度を保つには? エイミー・コガ

「ランニングアプローチ」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーCさんの悩み】 「ランニングアプローチで意識していることは何ですか?」 【エイミー・コガのレスキュー回答】 最も大切なことは右手首の角度をキープすることです。アドレスでややハンドファーストに構えたら、その角度を保ってインパクトを迎えることで、イメージ通りのランニングアプローチが打てます。 1. 手首を意識してはダメ 手首をキープするためには、手首に意識をもっていてはいけません。手首の力は全身の動きと比べてごく少量。体の動きに負けて、逆にインパクトでボールを当てにいってしまったり、早めに解けてロフトが寝てしまうことにつながります。 2...
2019/03/27女子プロレスキュー!

チョップ♪な感じでスピンショット エイミー・コガ

「スピンショット」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーNさんの悩み】 「アプローチで狙ってスピンをかけることができません。イメージした通りにスピンをかけるには、どうすれば良いですか?」 【エイミー・コガのレスキュー回答】 イメージ通りボールにスピンをかけるのに一番重要な点は、フェースの溝を使えているかどうかです。ボールをクリーンにヒットさせ、フェースの溝を使うことでスピンは思い通りにかけることができます。 1. チョップのイメージで振る 私がスピンショットを打つ際は、アドレスでフェースをやや開き、打ち方はフェースでボールの横面をプロレス技のチョップ(手のひらを相手側に打ちつける打撃技。空手の...
2019/03/06女子プロレスキュー!

ダフリ癖は腕ではなく足で直す エイミー・コガ

「アイアンのダフリ克服」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーYさんの悩み】 「ミドルアイアンを持つと、急にダフリ癖が発生します。チェックポイントを教えてください」 【エイミー・コガのレスキュー回答】 ショートアイアンは良いのにミドルアイアンになるとダフるということは、少しでも飛ばしたいという気持ちが出てしまうことが要因と考えられます。無意識にスイングや体重移動を大きくして、タイミングを崩していないでしょうか。 1. ダフリの要因は不十分な体重移動 大きなスイングは、バックスイングで右足のかかとに体重が乗りやすく、切り返し以降で左への体重移動が不十分になってしまいます。右足のかかとではなく、右...
2019/04/03女子プロレスキュー!

ロブショットでフェースを開く理由 エイミー・コガ

「ロブショット」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーHさんの悩み】 「フワッと高く上げて、高さでボールを止めるようなやわらかい球を打つには、どうすれば良いですか?」 【エイミー・コガのレスキュー回答】 フワッとボールを高くやわらかく上げるには、ボールがフェース面に長く接地している感覚が重要です。そのためにはアドレス時にフェースを開いておくことが欠かせません。 1. フェース面を目いっぱい使う フェースを開くことで、ボールがフェース面をなぞる軌跡は、ヒール側からトウ側へ右斜め上に抜ける感じ(正面から見ると左斜め上)になります。通常のショットよりボールがフェース面に長く接地することで、スピン量が...
2019/04/10女子プロレスキュー!

ラインの真ん中で素振りをするべき3つの理由 エイミー・コガ

「ロングパット」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーXさんの悩み】 「ロングパットで3パットしないためには、どうしたら良いでしょうか?」 【エイミー・コガのレスキュー回答】 10m以上のロングパットでは、距離とラインの両面をある程度把握しておかなければ、なかなか寄せることができません。対処法としては、ボールとカップを結ぶラインの真ん中地点に立ち、ボールの転がりをイメージしながら素振りを行います。 1. 距離感をより具体化できる 真ん中で素振りをする一つ目の理由は、距離感がより鮮明になるからです。例えば、20mの距離を漠然と20m見つめて素振りをすると、ストロークの振り幅やタッチは、勘に頼らざ...
2019/04/17女子プロレスキュー!

ショートパットは“集中ゾーン”を決めておく エイミー・コガ

「ショートパット」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーKさんの悩み】 「ショートパットが苦手です。カップイン率を上げるにはどうしたら良いですか?」 【エイミー・コガのレスキュー回答】 ショートパットで意識していることは、とにかく自分の最適な間合いで最適なリズムでストロークを行うことです。そのためにはヘッド軌道に集中する幅(ゾーン)を、初めから決めて臨むようにしています。 1.“集中ゾーン”をスタンス幅に決める 漠然とボールを真っすぐ打つことに集中すると、ボールにもヘッドにも意識が分散され、集中力が散漫になってしまいます。そこで私は、集中するゾーンをスタンス幅と決めて、その幅の内側でのヘッド軌...
2018/05/06女子プロレスキュー!

もうアイアンで引っかけない! 岡村優

「アイアンの引っかけ対策」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーLさんの悩み】 「アイアンで曲げたくないと思った時ほど、引っかけのミスが出てしまいます。プロが引っかけを警戒する際のポイントを教えてください」 【岡村優のレスキュー回答】 引っかけの主な原因は、まっすぐ飛ばしたいという意識が強すぎてフェースの開閉を抑えようと、フェースをシャットに動かしすぎていることが上げられます。 1. シャットフェースが原因 方向を意識しすぎる時ほど、フェースを閉じてしまう傾向が強くなります。ボールと目標を結んだターゲットライン上に、フェースをまっすぐに向けたい意識が強すぎて、ある程度開いていかなければならない...
2018/05/20女子プロレスキュー!

アゲンストとフォロー、たったコレだけ対処法 岡村優

「アゲンスト・フォローの対処法」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーWさんの悩み】 「アゲンスト(向かい風)やフォロー(追い風)を意識するとミスの確率が高くなります。起こりやすいミスと対処法を教えてください」 【岡村優のレスキュー回答】 もともと力みやすいアゲンストに、いつも通り振れば良いのに力んでしまうフォロー。分かっているけれど難しい、それぞれのケースを「たったコレだけ!」と思う簡単な対処法をレッスンしたいと思います。 1.【アゲンスト】体が突っ込みやすい 正面から風を受けるアゲンストの状況では、誰もが必要以上に力が入ってしまうシチュエーションです。起こりやすいミスは、ボールを必要以上に...
2018/07/29女子プロレスキュー!

夏ラフ対策「浮いてるor沈んでる?」 金澤志奈

「ラフからのショット」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーNさんの悩み】 「夏場のラフは飛んだり飛ばなかったり、安定した距離が出せません。ラフからどのようなことに注意して打てば良いですか?」 【金澤志奈のレスキュー回答】 芝が元気に立っている状態の夏場のラフは、ショット時に抵抗をどれだけ受けるのか、しっかり把握しておくことが欠かせません。ボールが浮いているのか、沈んでいるのかを、しっかり見極めることが重要です。 1.【浮いていたら】番手を上げる ボールが半分以上浮いている場合は、ヘッドがボールの下をくぐりやすく、フェース上部に当たって距離をロスしてしまうミスが頻発します。特にロフト角が寝てい...
2018/06/17女子プロレスキュー!

ヘッドの重さを感じるってどういうこと? 岡村優

「ストロークの安定感」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーGさんの悩み】 「パットの上手な人は『ヘッドの重さを感じて打つ』とよく言いますが、正直あまり理解ができません。そのメリットと、どのようなフィーリングで打つべきかを教えてください」 【岡村優のレスキュー回答】 パッティングにはさまざまな形がありますが、ストロークをするうえでヘッドの重さを生かせれば再現性は確実に高まります。ヘッドの重みを生かすことができれば、プレッシャーのかかった場面でもしっかり決めることができるのです。 1. 脱・手先ストローク ヘッドの重さを感じるとは、言い換えれば手先の意識を薄めるということです。手先ではなく、上体...
2018/06/03女子プロレスキュー!

絶対にザックリしない“新三角形” 岡村優

「アプローチのザックリ対策」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーYさんの悩み】 「グリーン周りで、難しいライではないのに必ずザックリしてしまいます。何か良い対策法はありますか?」 【岡村優のレスキュー回答】 アプローチでザックリさせないために注意しているのは、右肩と右手の手首とヘッドを結ぶ三角形をフィニッシュまで崩さないことです。これまでのレッスンでよく見かける“三角形”とは、ちょっと違う点をご紹介します♪ 1. これまでの三角形はポイントが複雑 これまでの“三角形”は、両肩とグリップを結ぶものでした。この三角形をフィニッシュまでキープすることで、体の回転でストロークができ、手首の角度も保つ...
2017/11/19女子プロレスキュー!

ディボット跡は“3段階コンパクト”で対応! 村田理沙

「ディボット跡からのショット」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーMさんの悩み】 「せっかくティショットでフェアウェイ真ん中に打てたのに、不運にもディボット跡につかまって2打目はダフリかトップ…。いつもパーを取り損ねてしまうのですが、どうしたら良いでしょうか?」 【村田理沙のレスキュー回答】 “ディボット跡”といっても、ボールの位置(前方、中央、後方)で難易度は大きく変わってきます。まずはどの位置にボールがあるかを確認して、その位置に合った打ち方で対応してみてください♪ 1.「中央」→ 1番手上げてややコンパクト/難易度★ 1つ目は比較的やさしい「中央」にある場合です。中央であれば無理なくボ...
2019/12/25女子プロレスキュー!

つま先上がりと下がりはどこが一番違う? 荒川侑奈

「つま先上がり・下がり」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーCさんの悩み】 「つま先上がりとつま先下がりの状況で、把握するべき最低限のポイントは何ですか?」 【荒川侑奈のレスキュー回答】 押さえるべきポイントがいくつもあると、ラウンド中に整理しきれず、複雑なライに対応できなくなります。傾斜ではポイントを最低限に絞って、注意点をシンプルに把握して、どのような状況でも対応できるようにしておきましょう。 1. 一番の違いはミスする傾向 つま先上がりと下がりで共通している点は、傾斜に左右されないように、ボールを少し右足寄りに置くことです。肩から肩くらいの幅を意識して、コンパクトに振ります。逆に一番の...
2020/01/22女子プロレスキュー!

アライメントのラインを使わない理由とは? 荒川侑奈

「パッティングのセットアップ」をレスキュー! 【アマチュアゴルファーQさんの悩み】 「ボールのアライメントラインを目標に合わせて、真っすぐ打ち出しているのですがうまく入りません。おすすめのセットアップ方法はありますか?」 【荒川侑奈のレスキュー回答】 狙ったところに打ち出すために、ラインを合わせて真っすぐにストロークする方法は、以前は私もやっていました。ですが、パットの調子を崩した際に「決めすぎるのは良くない」と考え直して、いまはラインが見えないように置いています。 1. 決めごとよりもイメージを優先する パッティングはイメージが大事で、シンプルに考えることを重視しています。ボールのアライメン...
2020/03/04女子プロレスキュー!

左足上がりと下がりはどこが一番違う? 宮田成華

「左足上がり・下がり」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーCさんの悩み】 「左足上がりと左足下がりの状況で、注意するべき最低限のポイントは何ですか?」 【宮田成華のレスキュー回答】 左足上がりと下がりで共通している点は、傾斜に沿ってアドレスをして、スイングでは大振りをしないことです。このポイントを押さえつつ、それぞれの状況で意識している違いについてお話しします。 1. 一番の違いはミスの傾向 左足上がりと下がりで一番気をつけるべきなのは、傾斜に逆らうことで起こるミスです。左足上がりでは、重心が前(飛球方向)に突っ込み、引っかけるミス。逆に左足下がりでは重心が後ろへ起き上がり、トップが出やすく...
2020/03/25女子プロレスキュー!

1mパットを外してしまう本当の理由 宮田成華

「ショートパットの精度向上」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーRさんの悩み】 「1mほどのショートパットを右に左に外してしまいます。いつも練習しているようにストロークしているつもりなのですが…」 【宮田成華のレスキュー回答】 多くの方がショートパットを外してしまう理由を、ストロークにあると勘違いしています。特に1mほどの短い距離では、ストロークの良し悪しで大きく結果は変わりません。それよりも本当の理由は、その日その日で変わってしまう微妙な感覚のズレにあると思っています。 1. その日のズレを把握する 本番当日の感覚のズレを把握するには、スタート前に練習グリーンで、左右どちらに外す回数が多い...
2020/04/29女子プロレスキュー!

ピッチ&ランでのちょい足しアドレス術 熊谷かほ

「アプローチの寄せワン率アップ」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーDさんの悩み】 「アプローチが苦手です。簡単に距離や高さを打ち分ける方法はありますか?」 【熊谷かほのレスキュー回答】 アプローチは複雑に考えれば考えるほど、ミスを引き起こしてしまうものです。なるべくシンプルに考えられるように、キャリーとランを半分ほど出して寄せるピッチ&ランがおすすめ! 打ち方は変えず、クラブ選びやアドレスのちょっとした違いで、打ち分けられるようにしましょう。 1. 52度と58度を使い分ける ピッチ&ランを打つ際は、52度と58度のウェッジを使い分けます。エッジからピンまでの距離が長い場合は52度、短い場...
2021/05/12女子プロレスキュー!

スライス防止!手の下ろすイメージを変える 大江香織

昨季引退の大江香織 満を持して初レスキュー♪ 今回から登場するプロは、昨シーズンをもってツアーの第一線を退き、現在はレッスン活動を精力的に行っている大江香織プロ。アマチュアを指導するようになってから、改めて気付かされることも多いと話す。そんな彼女に、多くのゴルファーが直面する等身大の悩みを聞いてもらった。 「ドライバーのスライスを防ぐ」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーFさんの悩み】 「ドライバーショットは右へ大曲がりするスライスばかり…。とにかくその日のラウンドでスライスを防ぐには、どのように打てば良いですか?」 【大江香織のレスキュー回答】 スライスの主な原因は、アウトサイドインのカッ...
2021/03/03女子プロレスキュー!

3パットを減らす3つの距離感ドリル 斉藤愛璃

「3パット撲滅」をレスキュー♪ 【アマチュアゴルファーFさんの悩み】 「10m以上のロングパットが残ると、3パットばかり…。距離感を養うには、どのような練習をすれば良いですか?」 【斉藤愛璃のレスキュー回答】 3パット撲滅は、スコアアップに向けて重要な要素ですが、「距離感をどうやって練習していいか分からない…」という声を多く聞きます。そこで今回は、私も常に練習メニューに入れている、効果的な3つのドリルをご紹介します。 1. 片手打ちドリル 1つ目は、片手でパットを打つ練習法です。片手で打つと、両手の時よりヘッドの重みを感じられ、手先ではなく体幹を使ってストロークができます。左右それぞれの手の役...