2018/06/12優勝セッティング

「PXG」のPWが優勝の決め手 成田美寿々の優勝ギア

大会名:宮里藍 サントリーレディスオープン 日時:2018年6月7日(木)~10日(日) 開催コース:六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県) 優勝者:成田美寿々 プレーオフ4ホールを含む、4日間76ホールの激戦を制した成田美寿々は、優勝会見で開口一番こういった。「76ホール体力が持って、集中力が切れなかったのはトレーニングのおかげ。今年は体力強化を図ってトレーニング量を増やしてきた。シーズン中も週に1回、1時間ちょっとはやっています。一番に言いたかったのはこれなんですけど…」。そう言って笑った裏には理由があった。 成田が今年2月に出場した米国女子ツアー「ホンダ LPGAタイランド」(タイ)で優勝したジ...
2018/09/10優勝セッティング

最新1Wで飛距離アップ マッチプレーを制したクロンパの初優勝クラブ

大会名:ISPSハンダマッチプレー選手権 日時:2018年9月5日(水)~9月9日(日) 開催コース:鳩山カントリークラブ(埼玉県) 優勝者:タンヤゴーン・クロンパ 国内ツアー参戦5年目のタンヤゴーン・クロンパ(タイ)が計7日間にわたるマッチプレー大会の頂点に立ち、待望のツアー初優勝を飾った。 1Wは2週間前の「RIZAP KBCオーガスタ」から、9月22日に発売予定の『ダンロップ スリクソン Z785 ドライバー』を使用する。「新しいドライバーに変えてから自信を持って打てているし、きょうも安定していた」という最新モデルは、以前に比べて「15ydくらい飛ぶようになった」と頼れる武器になっている...
2018/11/19優勝セッティング

クラブ契約フリーの市原弘大 ケプカのアイアンを“ポチっ”とお買い物

大会名:ダンロップフェニックストーナメント 日時:2018年11月15日(木)~18日(日) 開催コース:フェニックスカントリークラブ(宮崎県) 優勝者:市原弘大 市原弘大が6月の国内メジャー「日本ツアー選手権森ビル杯」以来となるツアー通算2勝目を飾った。最終日に1イーグル7バーディ、1ボギーの「63」をマークして通算15アンダー。5打差を逆転し、豪華な歴代優勝者のリストに名を連ねた。 初優勝時からスイッチしたギアはSWと、1Wのシャフトだけ。7月に発売されたUST マミヤ The ATTAS(ジ・アッタス)を夏場に装着した。「直進性が強く、ボールのねじれが少ない。変なボールが出ないのが大きい...
2018/09/24優勝セッティング

ツアー3勝目の大江香織 オノフのユーティリティが武器

大会名:ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン 日時:2018年9月21日(金)~23日(日) 開催コース:利府GC(宮城) 優勝者:大江香織 身長153cmで、今季平均飛距離は230.39yd(76位)。小柄な大江香織が得意とするのはユーティリティクラブだ。「全部ユーティリティにしたいくらい一番好き。ずっと苦手だったけど、2、3年前にオノフのユーティリティにしてから、球は上がるし、飛距離もちゃんと出て止まる。グリーンの硬さの影響を受けづらくなって、シンプルにやれるようになった」という。 前半折り返しの9番は、残り170ydを5Uで2mにつけてバーディとし、首位をとらえた。終盤の17番ではティシ...
2018/04/24優勝セッティング

ショートゲームと正確性で14年ぶりV ラヒル・ガンジーの優勝ギア

大会名:パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ 日時:2018年4月19日(木)~22日(日) 開催コース:茨木カンツリー倶楽部・西コース(大阪府) 優勝者:ラヒル・ガンジー 最終ホールの18番(パー5)でバーディを奪い、キム・ヒョンソン(韓国)とハン・ジュンゴン(同)を1打差で振り切って14年ぶりとなるツアー優勝を果たしたラヒル・ガンジー(インド)。3打目のグリーン右からのバンカーショットをテーラーメイド ミルド グラインド ウェッジで放ち、「入ったと思った」という絶妙なタッチでピンにピタリと寄せた。 初優勝を挙げてからショートゲームに足を引っ張られていたというガンジーは、2年前にコル...
2018/05/07優勝セッティング

会心の一打で引き寄せたメジャー制覇 申ジエの14本

大会名:ワールドレディスサロンパスカップ 日時:5月3日(木)~6日(日) 開催コース:茨城ゴルフ倶楽部 西コース(茨城県) 優勝者:申ジエ クラブ契約フリーの申ジエ(韓国)が、メジャー初戦で今季初優勝を挙げた。最終日に「70」と伸ばして4打差を逆転した。 1打ビハインドで迎えた終盤17番(パー5/515yd)。「このコースはティショットをいかに遠くに飛ばすかが重要になる。1Wを振り切りました」。今季の平均飛距離は233.67ydで全体55位ながら、1打目はフォローの風にも乗って271ydを飛ばした。 残り244ydの2打目を昨季から使用するテーラーメイド M2 ツアー フェアウェイウッドの3...
2018/11/13優勝セッティング

300万円から9000万円へ 黄アルムを上向かせたパター

大会名:伊藤園レディスゴルフトーナメント 日時:2018年11月9日(金)~11日(日) 開催コース:グレートアイランド倶楽部(千葉県) 優勝者:黄アルム 1打差の2位で出た黄アルム(韓国)が通算13アンダーとし逆転優勝した。3つすべてのパー5でバーディを奪った。終盤16番で3mのチャンスを決めて永井花奈、アン・ソンジュ(韓国)を1打差で振り切った。 クラブは3年前からオノフの提供を受け、今季3勝は同じ14本を使う。用具担当者によればシーズン途中にクラブを変更することは基本的にないが、パターに悩んだ6月に10年以上愛用した2ボールのマレット型から、センターシャフトでピン型の「オデッセイ オー・...
2018/04/10優勝セッティング

マレット型パターのプロトタイプで今季2勝目 鈴木愛の優勝ギア

大会名:スタジオアリス女子オープン 日時:2018年4月6日(金)~8日(日) 開催コース:花屋敷GCよかわコース(兵庫県) 優勝者:鈴木愛 鈴木愛が通算10アンダーで逃げ切って、ツアー通算7勝目となる今季2勝目を挙げた。今季初優勝をあげた3月の「Tポイントレディス」はピン型とマレット型のパターを使い分けていたが、今大会はマレット型・ピン ヴォルト 2.0のプロトタイプを投入。実戦では初めての使用だったが「フィーリング良くいけました。ショートパットに不安があったが、これだとしっかりとボールに食いついてくれる。不安を最小限に抑えてくれた」と振り返った。 パーオンしたホールの平均パット数「1.68...
2018/11/27優勝セッティング

不変が示す信頼のクラブたち 申ジエの快挙を支えた14本

大会名: LPGAツアー選手権リコーカップ 日時:11月22日(木)~11月25日(日) 開催コース:宮崎カントリークラブ(宮崎) 優勝者:申ジエ 申ジエ(韓国)が2015年以来となる2度目の最終戦優勝で、ツアー史上初のメジャー年間3勝を記録した。3打差あった首位のペ・ヒギョン(同)を通算11アンダーでとらえ、プレーオフを制した。クラブ契約フリーの申は、前回優勝した9月「日本女子プロ選手権大会コニカミノルタ杯」からクラブの変更はなく、今季4勝のうち3勝が同じ14本だった。 勝負どころの終盤にショットの精度を見せつけた。15番では170ydから7Iで50cmに絡めると、フォローの風が吹く16番(...
2021/08/30優勝セッティング

1WはエピックSPEED ビンセントの初優勝ギア

◇国内男子◇Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 最終日(29日)◇芥屋GC(福岡)◇7210yd(パー72) スコット・ビンセント(ジンバブエ)が日本ツアー本格参戦3年目で初勝利を挙げた。初日から首位を走る完全優勝。単独首位からスタートした最終日はボギーなしで乗り切り、2位の石川遼の追撃をかわした。 今シーズンの平均ストロークは「70.45」とツアー全体で9位につける。パーキープ率が87.81%で、金谷拓実(88.45%)に次ぐ2位。安定したショットが武器であり、最近は周辺選手から「飛ぶようになった」とも評判だった。ビンセント本人も1Wショットについて「10ydくらい伸びている」...
2021/07/19優勝セッティング

ヨネックス育ちの若林舞衣子 85ホール連続ボギーなし&ママVのギア

◇国内女子◇GMOインターネット・レディース サマンサタバサグローバルカップ 最終日(18日)◇イーグルポイントGC (茨城県)◇6657yd(パー72) 新潟県出身、プロ入りから同県に製造拠点を置くヨネックスと所属契約を結ぶ若林舞衣子がツアー4勝目を挙げた。初勝利、2勝目は独身で。2017年の3勝目は妻として。4年ぶりのタイトルは母になって手に入れた。 最終日に前週「ニッポンハムレディス」の3日目から始まった85ホール連続ボギーなしの日本ツアー記録を樹立した。持ち前のアプローチ、パットの正確性を武器に「最近、飛距離も伸びて、短い番手で狙っていけるようになった。パーオン率も上がり、ボギーを打た...
2021/05/10優勝セッティング

難関18番も得意のアイアンで見事攻略 片岡尚之の優勝ギア

◇国内男子◇ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ by サトウ食品 最終日(9 日)◇西那須野CC(栃木県)◇7036yd(パー72) 高い戦略性を誇るロバート・ボンヘギー設計の名コース・西那須野CCに、最終日は強い北西風が吹き付けた。この日、難度1位となった最終18番(パー4)の平均ストロークは4.479。強いアゲンストが吹く中で、片岡尚之は1W、6Iとつないでパーオンさせて2パット。 「18番は右からのアゲンストで、あの(最奥の)ピンポジションは難しかったけど、低いフェードで風と喧嘩させてピンに寄せるというイメージ。狙い通り。完璧でした」と自画自賛する一打で、プロ4戦目での初優勝をたぐり...
2021/10/18優勝セッティング

古江彩佳のツアー5勝目をつかんだ新ドライバー

◇国内女子◇富士通レディース 最終日(17日)◇東急セブンハンドレッドクラブ(千葉県)◇6679yd(パー72) 3日間競技の最終日は、降雨によるコースコンディション不良で競技中止となった。通算12アンダーで首位に立っていた古江彩佳と勝みなみの3ホール(16番、17番、18番)のストロークプレーによるプレーオフが行われ、バーディを1つ奪った古江がツアー5勝目を遂げた。 16番は2人ともにパーとし、17番のパー3でバーディを奪取した。「本当にたまたまだと思います」としながらも、5番のフェアウェイウッドで放ったティショットは真っすぐピンへと向かっていき、手前3mに着弾。ショートゲームの強さが光った...
2021/10/19優勝セッティング

想像を超えるロースコア ショーン・ノリスの優勝ギア

◇国内男子◇日本オープンゴルフ選手権競技 最終日(17日)◇琵琶湖CC(滋賀)◇6986yd(パー71) 通算19アンダーをマークして、「日本オープン」の最多アンダーパー優勝記録を更新したショーン・ノリス(南アフリカ)。2日目と3日目にそれぞれ7アンダー「64」をたたき出し、5打差リードで迎えた最終日は、1アンダー「70」と堅実なプレー。それでも、後続に4打差をつける圧勝だった。 8打差3位で終わった木下稜介は「練習ラウンドでは正直(優勝は)13アンダーくらいかなと思っていた」というが、「PGAツアーの選手が出ていたらそれくらいは行っていたと思う。すべてがまだまだ」と自身のモチベーションに変え...
2021/08/24優勝セッティング

強風対策でクラブ入れ替え 小祝さくらの優勝ギア

◇国内女子◇CAT Ladies 最終日(22日)◇大箱根CC(神奈川)◇6638yd(パー72) 前週「NEC軽井沢72」に続き、2週連続優勝を遂げた小祝さくら。最終日は朝から強風が吹く中、アンダーパーでプレーした選手は小祝を含め4人のみと難コンディションでの優勝争いが繰り広げられた。 「先週に引き続き1Wは強い風のなかで思った球が打てない」と課題はありつつもアイアンショットに救われたという。前半4番に残り149ydの2打目を9Iで4mに寄せてバーディとし、14番も9Iでピン左3mに着弾させてバーディを奪った。さらに16番でも残り152ydの2打目を8Iでピンそば2mにつけるなど、見せ場をつ...
2021/07/13優勝セッティング

パターはトラス 今秋発売の3UTも投入 堀琴音の優勝ギア

◇国内女子◇ニッポンハムレディスクラシック 最終日(11日)◇桂ゴルフ倶楽部(北海道)◇ 6763yd(パー72) 2打差の2位から出た堀琴音が最終日に5バーディ「67」でプレー。通算14アンダーで並んだ若林舞衣子とのプレーオフを制して初優勝を挙げた。3ホールに及んだ若林との直接対決では、手を胸にあて何度も深呼吸して心を落ち着かせた。 「何年か前の優勝争いはそわそわして緊張していたけど、今日は楽しみの方が強くてワクワクした気持ちでいっぱいだった」。1番はピン手前2mのバーディパットを沈めて幸先良く滑り出した。 この日一番の勝負どころは1打差で迎えた終盤15番。その前の14番(パー5)でグリーン...
2021/03/08優勝セッティング

スリクソンZX5 ドライバーで安定感 小祝さくらの優勝ギア

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 最終日(7日)◇琉球GC(沖縄県)◇6561yd(パー72) 2打差3位で最終日を迎えた小祝さくらが後半から追い上げを見せ、逆転のツアー通算3勝目を飾った。 雨もあがった後半11番(パー5)。残り60ydの3打目を58度で放つとピンそば1m弱にピタリとつけ、バーディを奪取して勢いをつけた。そして、優勝を決めた最終18番でも「『同じ距離に残せたらいいね』とキャディさんと話していた」とプレーを再現し、バーディ。狙い通りのプレーで勝利を手繰り寄せた。 4日間を通じて、「パットがいい日もあれば、ショットがいい日もあって、うまくかみ合ってくれた」と振り返った。20...
2019/08/12優勝セッティング

パッティングが安定 ペ・ソンウのツアー初優勝を支えたギア

大会名:北海道meijiカップ 日時:2019年8月9日(金)~11日(日) 開催コース:札幌国際CC島松コース (北海道) 優勝者:ペ・ソンウ 日本ツアー参戦1年目の25歳ペ・ソンウ(韓国)がプレーオフでテレサ・ルー(台湾)を破り、ツアー初優勝を果たした。 大会を通じてのフェアウェイキープ率は79%、パーオン率は76%とショットも安定したが、李進伍キャディは「今週はパットでミスをしなかった」とグリーン上を勝因にあげた。 シーズン当初から「スコッティ・キャメロン フューチュラX5」のプロトタイプを使用。この大会の平均パット数は全体9位の27.67だった。初日の15番では9mをねじ込みバーディを...
2019/07/08優勝セッティング

キャロウェイ契約 石川遼の「日本プロ」初制覇を支えた14本

大会名:日本プロゴルフ選手権大会 日時:7月4日(木)~7月7日(日) 開催コース:いぶすきゴルフクラブ 開聞コース(鹿児島県) 優勝者:石川遼 キャロウェイゴルフと用具契約を結ぶ石川遼が、3年ぶりのツアー通算15勝目をメジャーで飾った。シード最終年だったが、今回の優勝で5年シードを獲得した。 長く悩んでいたドライバーショットが前週から好調をキープ。ドライビングディスタンスは平均で315yd(全体2位)をマークした。初めて回るコースでフェアウェイキープは62.50%、パーオン率は63.89%にとどまったが、平均パットが1.5870で全体2位だった。 2ラウンドした最終日は、午前中の第3ラウンド...
2019/07/09優勝セッティング

1Wシャフトを変更 雨中の名門コースを制した渋野日向子のギア

大会名: 資生堂アネッサレディスオープン 日時:7月4日(木)~7月7日(日) 開催コース:戸塚CC(神奈川県) 優勝者:渋野日向子 20歳の渋野日向子が今季2勝目を挙げた。通算12アンダーで並んだイ・ミニョン(韓国)をプレーオフ1ホール目で破った。初優勝した5月の国内メジャー「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」から1Wのシャフトを変更。ダイナミックなショットで、かつて男子ツアーの会場にもなった名門コースでの戦いを制した。 14本は用具使用契約を結ぶピンのクラブを使用。同社の担当者・須藤亮さんによれば、「14本をすごくこだわり抜くタイプではないが、どのクラブも豪快に振れる。...