2021/09/28PGAツアーオリジナル

ザンダー・シャウフェレが「ライダーカップ」直前に1Wを変更したワケ

「ライダーカップ」での新ギアといえば、通常はカスタムのフットウェアのみと相場が決まっているのだが、ザンダー・シャウフェレは新しいドライバーとともにウィスリングストレイツに挑んだ。東京五輪金メダリストは、エピック SPEED トリプルダイヤモンドから、エピック SPEED トリプルダイヤモンドLSに乗り替えたのである。 キャロウェイによると、この変更はシャウフェレが6月初旬にボールをクロムソフト X LS(LSはロースピンの略)に変更してから始まった、最適化のパズルにおける最後のピースだったという。ちなみに、彼はボール変更後、「全米オープン」でトップ10入りを果たし、東京五輪で金メダルを獲得し...
2021/10/16米国男子

米ツアー1勝の今田竜二が「ZOZO」出場へ

2008年に米ツアー「AT&Tクラシック」で優勝した今田竜二が次週の「ZOZOチャンピオンシップ」(21日~24日/千葉・アコーディア・ゴルフ習志野CC)に出場する。 16日、PGAツアー枠の繰り下がりで出場権を得た。44歳の今田は故障などもあり、米ツアーは15年「バーバゾル選手権」以来、主要ツアーでは16年「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来の出場となる。 近年は米ツアーの経験を生かし、テレビ局のラウンドリポーターなどで活躍、日本で初開催された19年の「ZOZO」でもリポーターを務めた。 日本勢はすでに松山英樹、小平智、星野陸也、今平周吾、金谷拓実、アマチュア中島啓太(日体大)らの出場が...
2021/08/23米国男子

小平智は“入れ替え戦”の第1試合26位

◇米国男子下部コーンフェリーツアー◇アルバートソンズ・ボイジオープン 最終日(22日)◇ヒルクレストCC(アイダホ州)◇パー71 小平智は3バーディ、2ボギーの「70」でプレーし、通算11アンダーとして26位タイでフィニッシュした。 4日間をそれぞれ「71」「67」「65」「70」の計273ストロークだった。 全3試合の入れ替え戦「コーンフェリーツアーファイナル」を通じて上位25人(すでに獲得済みの25人を除く)に与えられる来季のPGAツアー出場権に向け、まずまずの位置で初戦を終えた。...
2021/07/12PGAツアーオリジナル

1WはZ785、アイアンはミズノ グローバーの優勝ギア

◇米国男子ツアー◇ジョンディアクラシック 最終日(11日)◇TPCディアラン (イリノイ州)◇7268yd(パー71) 首位に4打差の12位から出たルーカス・グローバーが後半12番からの7ホールで5バーディを奪い、2打差をつけて逆転優勝。10年ぶりにウィナーズサークルに戻ってきた。使用したギアは以下の通り。 ドライバー:スリクソン Z785(9.5度) シャフト:フジクラ VENTUS BLUE(7X) フェアウェイウッド:ピン G425 MAX(3番14.5度) ユーティリティ:タイトリスト U・500(3番) アイアン:ミズノ JPX919 ツアー(4番~PW) ウェッジ:タイトリスト ...
2021/06/06米国女子

勝みなみは1打届かず アマ3人も予選落ち

◇海外女子メジャー◇全米女子オープン 2日目(4日)◇オリンピッククラブ(レイクコース) (カリフォルニア州)◇6457yd(パー71) 大会2日目を終え、カットラインは通算6オーバー。11人が出場した日本勢のうち、予選突破を果たしたのは笹生優花、畑岡奈紗、上原彩子の3選手だけ。予選2日間で姿を消すことになった日本人選手たちのコメントは以下の通り(渋野日向子を除く)。 ◆勝みなみ 76-73 149 17番で思いがけないミスで3パットのボギーにして予選通過が厳しくなったけど、今回は米国に来て、なかなか回れないコースを回って本当に良い経験になったし、最後の方はショットも良くなったのでまた挑戦した...
2020/11/23PGAツアーオリジナル

新シリーズの1Wも投入 ロバート・ストレブの優勝ギア

33歳のロバート・ストレブが「ザ・RSMクラシック」でプレーオフの末に、5年ぶりのツアー2勝目を挙げた。使用したクラブは以下の通り。 ドライバー:タイトリストTSi2(10度) シャフト:プロジェクトX イーブンフロー リップタイド60 フェアウェイウッド:タイトリストTS3(3番15度) ユーティリティ:タイトリスト TS3(21度) アイアン:タイトリスト 718 T-MB( 4番)、タイトリスト 620 CB(5~9番) ウェッジ:タイトリストボーケイ SM8(46、52、56、60度) パター:スコッティ キャメロン Goloプロトタイプ ボール:タイトリストプロV1 (協力/Gol...
2017/05/29国内女子

宮里藍「(復帰)100%ない」一問一答<1>/引退会見

今季限りで引退を表明した宮里藍が29日、都内のホテルで記者会見を開いた。 ―心境は 「シーズンが残っているので、まだ頑張りたい気持ちがある。でも(引退について)スポンサーさんやファンや友人など、たくさんの方々に声をかけていただいて胸がいっぱい」 ―引退理由は 「モチベーションの維持が難しくなった。4、5年くらい前から感じていて、メンタルコーチにも相談していた。もう少し頑張った方がいいと、チームで話して続けた。ここ4年は頑張ってきたけど、でも気持ちが戻ってこないと追い込むこともできない。プロである以上は、結果も出したいし、理想としている姿はそこではなかった」 ―海外メジャータイトルに手が届いてい...
2018/01/07ツアーギアトレンド

キャロウェイ新1Wが米ツアー登場 新人王ら使用

◇米国男子◇セントリートーナメントofチャンピオンズ◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7452yd(パー73) 米ツアーの2018年初戦にキャロウェイの新ドライバーが初登場した。今年から同社と用具契約を結んだ昨季新人賞のザンダー・シャウフェレをはじめ、アダム・ハドウィン(カナダ)、ケビン・キズナー、キム・シウー(韓国)らがキャディバッグに入れている。 新ドライバーは日本では9日(火)に発表予定で、詳細は明かされていない。ただ、R&Aのルール適合ドライバーのリストでは「Rouge」(ローグ)という名前を確認できる。 昨季平均飛距離16位のシャウフェレは新ドライバーを使用し、大会3...
2019/02/15米国女子

横峯さくら 今季初の予選通過ともう1つ…

◇米国女子◇ISPSハンダ オーストラリア女子オープン 2日目(15日)◇ザ・グランジGC (オーストラリア)◇6648yd(パー72) ホールアウト直後に75位だった横峯さくらは、午後組がスコアを落として終わってみれば60位。カットライン上で今季2戦目にして初の予選通過を決めた。 横峯にとって、もう一つ今季初のことがあった。この日を迎えるまで、今季3ラウンドはいずれもスタートホールがボギーだった。「すごくネガティブに考えてしまって、良いイメージで入れない」と自身も課題として受け止めているが、ようやくバーディで出た。「スタートホールは大事なので、それがクリアになってくればもっと良いパフォーマン...
2019/01/29米国男子

松山英樹は優勝予想1位 進藤大典キャディとフェニックスへ

◇米国男子◇ウェイストマネジメント フェニックスオープン 事前情報(28日)◇TPCスコッツデール(アリゾナ州)◇7261yd(パー71) 2016年、17年に連覇を達成した松山英樹は31日(木)開幕の今大会で、進藤大典キャディを起用する。今年に入って2試合バッグを任せた早藤将太キャディを休養させ、長年苦楽をともにしてきた相棒と2年ぶりの大会優勝を狙う。 松山は昨年11月の日本ツアー「ダンロップフェニックス」を最後に、アマチュア時代からコンビを組んできた進藤キャディと専属契約を解消した。一方で、「来年(2019年)からも何試合か担いでもらうつもり」と、スポットで“再結成”することを強調していた...
2019/07/22全英オープン

家族に向けた笑顔/カメラマン和田「今日の1枚」

優勝が決まる瞬間は18番グリーン奥のスタンドから撮影した。 表彰式が始まったが、こちらには背中を向けている。 だけど、クラレットジャグを受け取ったとき、彼は一瞬振り返って、それを自慢げに家族たちに見せびらかした。 一夜でヒーローになった彼が家族に向けた笑顔は、少年のように愛くるしかった。 ギャラリーに応えたときの笑顔、優勝したときの笑顔、記者会見で見せた笑顔。 色々な場面で見せてくれた笑顔があったが、この一枚に勝るものはなかった。 カメラマン和田慎太郎...
2015/06/03米国男子

松山英樹のディフェンディング大会 石川遼に甦る1年前の記憶

米国男子ツアー「ザ・メモリアルトーナメント」は4日(木)から、オハイオ州のミュアフィールドビレッジGCで行われる。石川遼は新しい帯同キャディ、佐藤賢和氏を伴ってコース入り。開幕2日前の2日(火)には午前8時過ぎから18ホールのコースチェックを行い、ティオフに備えた。 前週は「AT&Tバイロン・ネルソン選手権」を欠場して、拠点のフロリダ州オーランドに帰って練習。疲労を考慮し、急きょオープンウィークとしてビッグトーナメントへの準備に勤しんだ。 2年間“相棒”だったサイモン・クラーク氏から、キャディバッグを引き継いだ佐藤氏とのコンビは、米ツアーでは昨年の「ノーザントラストオープン」以来となる。「今ま...
2015/08/10全米プロゴルフ選手権

全米プロの記憶(1) 中嶋常幸が4大メジャー自己最高の単独3位

1988年 第70回大会 オークツリーGC(オクラホマ州) 中嶋常幸と4大メジャーといえば「全英オープン」の記憶が強い。1986年大会には最終日・最終組をプレー(最終順位は8位)。同じく首位を争った78年大会では、3日目の後半17番でグリーン左のポッドバンカーから脱出に4打を要し、このホールだけで9打を叩いて大きく後退。かの有名な、セントアンドリュース17番の“トミーズバンカー”である。 そんな中嶋の4大メジャーベストフィニッシュが、「全米プロ」で生まれていることはあまり知られていないかもしれない。当時33歳の中嶋にとって6度目の参戦となった88年大会は、日本ゴルフ史に残る輝かしい4日間となっ...
2015/11/12GDOEYE

元・工場女子の初優勝から1年 前田陽子の生活は“シンプルリッチ”

段ボール工場でのアルバイトとゴルフの掛け持ち生活をしていたころ、今の自分を想像できただろうか――。13日に開幕する「伊藤園レディス」。昨年大会で劇的なツアー初勝利を飾った前田陽子が自身初のディフェンディングチャンピオン、ホステスプロとして戻ってくる。 「人生変わりました」と昨年の優勝を振り返った前田。この勝利が人生の転機となり、今大会を主催する伊藤園と所属契約を結んだ。契約の話が舞い込んだのは、初優勝から2週間後に開催された2014年の最終戦「LPGAツアー選手権リコーカップ」でのこと。寝耳に水のうれしい申し入れに「私でいいんですか?」と耳を疑ったという。 「一生懸命頑張って、スポンサー契約の...
2014/12/22PGAコラム

PGATOURライターズ厳選・2014年ハイライト(1)マキロイのスーパー5W

By Bill Cooney, PGATOUR.COM ロリー・マキロイが「ザ・ホンダクラシック」の72ホール目で放った5Wでのセカンドショット。あの一打は私に映画「マネーボール」の場面を思い起こさせた。 いや、それが私にとってこのシーンが2014年で最も思い出深い理由ではないのだが、とにかくあれは映画のワンシーンのようだった。ドラマ。オールスターキャスト。そして濃縮されたプロット…。あのショットにはすべてが詰まっていた。 最終ラウンドで首位から転落したマキロイは、逆転勝利を飾るためには、あのPGAナショナル(フロリダ州)のパー5でイーグルが必要だった。 アドレスすると、マキロイは最後に何度か...
2013/11/06国内女子

上田桃子が肋軟骨骨折!残り1試合にかける

来季の国内ツアーシード権獲得に向け、シーズン終盤の戦いを続けている上田桃子が、肋軟骨(ろくなんこつ)を骨折していることがわかった。関係者によると先週出場した「樋口久子 森永製菓ウイダーレディス2013」の大会2日目(11月2日)から胸の痛みを感じ始め、5日(火)に病院で診断を受けた結果、骨折が判明したという。 診断の結果2、3週間の安静が必要で、上田は今週開催される「ミズノクラシック」には米ツアーの選手としてウェイティング(出場予備選手)として会場入りし、欠場者が現れるのを待機する予定だったが治療に専念するため断念した。 3週間後の21日(木)から行われる「大王製紙エリエールレディスオープン」...
2014/01/14PGAコラム

1Wのロフトアップが流行中? ソニーオープンでのギア情報

ハリス・イングリッシュは、キャロウェイ契約選手として新しい年をスタートした。前週の「ヒュンダイ・トーナメントofチャンピオンズ」では、X2 HOT PRO ドライバー(8.5度)、RAZR X マッスルバックアイアン(3-9)、MACK DADDY 2 ウェッジを使用した。 ピン契約時代の名残として彼のキャディバックの中に唯一残っていたのは、スコッツデール パター ホーハムで、これは「OHLクラシックatマヤコバ」でツアー2勝目を飾った時と同じモデルだ。 イングリッシュは、優勝者のみが集まるカパルアではそのパターを使ったが、「ソニーオープン」ではオデッセイVERSA 2ボールへと変更した。 イ...
2014/05/29国内男子

痛っ!…新ホストプロ武藤俊憲は第1R途中で棄権

ミズノと用品契約を結ぶ16人のプロがホスト役を務める「~全英への道~ミズノオープン」で、今年から契約を結び一員に加わった武藤俊憲が、初日のラウンド中に左足首を捻挫し途中棄権した。 「とりあえず予選通過を目指します」。12時55分に10番から元気にスタートした武藤に災難が降りかかったのは後半の2番パー5。ティショットを左ラフに打ち込み、2打目も再び左のラフの傾斜へ。ピンの位置を確認しようとグリーンに向かったその時だった。 「うっ」とうめき声をあげた瞬間、その場で転げ落ちた。 そのまま身動きできず、うずくまっていた武藤が次にあげた言葉は「ダメです」だった。 自ら歩くことができず、キャディの肩を借り...
2016/12/27欧州男子

1年間で87人抜き!”絶好調男”がマスターズ初出場へ

26日(月)に発表された2016年の最終世界ランキング50位以内の資格に基づき、来年4月の「マスターズ」出場権を得たのは、世界で12人。日本ツアー賞金王の池田勇太に加え、ランク9位のアレックス・ノレン(スウェーデン)、2010年「全英オープン」覇者のルイ・ウーストハイゼン(南アフリカ)らが切符をつかんだ。 34歳のノレンの世界ランクは昨年末時点で96位だった。今年は、主戦場とする欧州ツアーで4勝の活躍を見せた。87人をごぼう抜きして、初めてのオーガスタ行きを確定させた。海外メディアからは、驚異的なペースで勝ち星を挙げる松山英樹と並び”いま最も好調な選手”と評されている。 松山は昨年大会7位の資...
2016/11/08世界ランキング

堀琴音は1カ月半で86ランクアップ/女子世界ランク

7日付の女子ゴルフ世界ランキングが発表され、日本開催の米ツアー「TOTOジャパンクラシック」で2週連続優勝を遂げたフォン・シャンシャン(中国)が4つ順位を上げ、4位となった。大会2位に入ったジャン・ハナ(韓国)は2ランクアップの8位となった。 日本勢最高の3位タイで終えた堀琴音は、121位から102位に浮上。日本勢では11番手となった。惜敗の2位に終わった10月「日本女子オープン」以降、6試合でトップ5入りが4回。9月26日付のランキングでは188位だった。 堀と同じく3位だった日本ツアーメンバーのアン・ソンジュ(韓国)は、30位と3つ順位を上げた。 日本勢トップは野村敏京の20位で変わらず。...