松山英樹は2年ぶりの優勝を狙う(撮影はファーマーズインシュランスオープン)

◇米国男子◇ウェイストマネジメント フェニックスオープン 事前情報（28日）◇TPCスコッツデール（アリゾナ州）◇7261yd（パー71）

2016年、17年に連覇を達成した松山英樹は31日（木）開幕の今大会で、進藤大典キャディを起用する。今年に入って2試合バッグを任せた早藤将太キャディを休養させ、長年苦楽をともにしてきた相棒と2年ぶりの大会優勝を狙う。

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松山は昨年11月の日本ツアー「ダンロップフェニックス」を最後に、アマチュア時代からコンビを組んできた進藤キャディと専属契約を解消した。一方で、「来年（2019年）からも何試合か担いでもらうつもり」と、スポットで“再結成”することを強調していた。

進藤キャディは前週、松山が3位タイに入った「ファーマーズインシュランスオープン」の会場に駆けつけた。ロープの外で応援しながら状態を確かめ、試合後はチームに加わってアリゾナに移動。開幕3日前の28日（月）は午後に18ホールをチェックした。「この試合で使ってもらえて光栄。一度離れたところで英樹を見ると、彼への期待が大きいことが改めて分かった。責任とプレッシャーを感じる」と話した。

コースチェックをする進藤大典キャディ

PGAツアー公式サイトのパワーランキング（優勝予想番付）では、松山は2位のジョン・ラーム（スペイン）、3位マット・クーチャーをおさえてトップに推された。前年大会は2日目のスタート前に左手の故障で途中棄権したが、「67.41」という当地での平均スコアと、前週の好成績が要因になっている。（アリゾナ州スコッツデール／桂川洋一）