2002/08/23欧州男子

伊沢、R.グーセンと並び首位タイで発進!

初日のハイライトは10番ホールからスタートした伊沢利光の快走ぶりだった。トップスタートを切った伊沢は出だしからショットが冴え渡り、前半(バック9)14番、18番でバーディを獲得して34。後半(フロント9)に入ると好調ぶりにさらに拍車がかかり、5バーディ、1ボギーの31。6アンダー65で初日を終了した。 「ティショットはアイアンで打つ回数のほうが多いんですけど、そのアイアンショットも結構いいし、ドライバーも納得いくショットが打てています。徐々に良くなってきていたんですけど、やっと自分のスウィングイメージと(自分が打ち出した)ボールが合ってきたかなという感じです」。 伊沢は先週の全米プロ出場後、そ...
2002/08/21欧州男子

大会4連覇を目指し、タイガーの準備は万全!?

ワールドランキングトップ50をはじめ、世界の強豪選手78名が出場するWGC-NECは豪華フィールドだ。78名のうち優勝経験のある54名の選手の勝利数(PGAツアー)を合計すると424勝になり、そのうちの33勝はタイガー・ウッズによるもの。すでに一昨日から練習ラウンドが始まっており、サハリーCCにはまるで鮮やかな花が咲き乱れているかのようだ。 この大会に出場する日本人選手は3名。全米プロから引き続き出場する伊沢利光、丸山茂樹、そして日本ゴルフツアー選手権の優勝により同大会の出場権を得た佐藤信人は3人一緒に練習ラウンドを行ない、明日からの試合に備えた。 全米プロでタイガーを1打差に抑え、堂々のメジ...
2002/08/19全米プロゴルフ選手権

タイガーに1打差でリッチ・ビームが優勝!

単独首位で最終日を迎えたジャスティン・レナードのメジャー2勝目なるか。それともレナードから5打差のタイガー・ウッズが猛追をかけるか。さまざまな期待の中でワナメイカートロフィーを獲得したのはリッチ・ビームだった。全米プロは今シーズン最後のメジャーだが、ビームにとっては今シーズン初めてのメジャー出場。先々週のジ・インターナショナルで優勝し、わずか1週間前に全米プロへの切符を獲得したばかり。そしてメジャー初優勝を果たしたビームは、まさにシンデレラボーイと言えるだろう。 強風が吹き荒れた昨日、好プレーを展開したレナードは、穏やかな天候となった最終日、ボギーとバーディが入れ替わる荒れ気味のスコアを記録し...
2002/08/18全米プロゴルフ選手権

J.レナードが単独首位。タイガーは5打差の4位タイ。

金曜午後6時から土曜午前6時までの12時間に3インチの降雨量を記録したヘイゼルティンナショナル。コースはすっかり水浸しになり、午前7時30分から予定されていた消化ラウンド(第2ラウンドを終了できなかった選手のみ)の再開は午前9時15分までずれ込んだ。 その消化ラウンドだが、16番ホールからの3ホールを消化した伊沢利光は18番ホールをボギーとし、トータル1オーバー、27位タイで第2ラウンドを終了。4ホールを残していた片山晋呉は16番ホールでダブルボギーを叩き、通算8オーバーで予選落ちしてしまった。一方、タイガー・ウッズは18番ホールで左のフェアウエイバンカーにつかまりながらもバーディをもぎ取り、...
2002/08/17全米プロゴルフ選手権

またしても雷雨サスペンデット。7アンダーでF.ファンクが暫定首位

全米プロ2日目は夕方から雷雲が近づき、午後6時21分にサスペンデッド。初日に引き続き第2ラウンドもその日のうちに終了することはできず、41名の選手が明日午前7時30分から残りホールを消化する。 暫定首位は、初日からトップの座を守っているフレッド・ファンク。4アンダーからスタートしたファンクは前半(バック9)で3つスコアを伸ばし、後半(フロント9)は1バーディ、1ボギー。5番ホールのティショットを打ったところでサスペンデットとなった。ファンクは飛距離は出ないものの、ショットの正確性と安定性は米ツアーで常にトップクラス。昨年のフェアウエイキープ率部門でも3位になった。ツアー5勝だが、メジャーは未勝...
2002/08/16全米プロゴルフ選手権

J.フューリック、F.ファンクが4アンダーで暫定首位タイ

全米プロは初日から天候が乱れ、スタート時間も大幅に遅れる波乱の幕開けとなった。雷雨によるサスペンデッドは午前8時38分から11時30分まで2時間52分という長時間に渡り、中断前にスタートしていたのは全52組中わずか18組。本来なら2時20分に予定されていた最終組のスタート時間は4時55分までずれ込んだ。スタート時間の狂いは、降雨によるコースコンディションの変化と合わせ、選手たちのスコアに少なからず影響を与えるだろうと予想された。 日没サスペンデッドとなった初日、暫定首位に立ったのは4アンダー68でフィニッシュしたジム・フューリックとフレッド・ファンク。10番からスタートしたフューリックは、前半...
2003/06/14全米オープン

J.フューリックとV.シンが首位。タイガーは5位タイに浮上!

2日目にまず首位に立ったのはジム・フューリック。初日に3アンダー5位タイだったフューリックは、今日66で回り、首位に躍り出た。しかし、その後、午後スタートのビジェイ・シンが63のトーナメントレコード(タイ記録)をマークし、25位タイから首位へ一気に躍進した。 今日、最大の盛り上がりを見せてくれたのは、やっぱりタイガー・ウッズであろう。イーブンパーからスタートしたタイガーは、前半4バーディ1ボギーで3つスコアを伸ばし、後半も1つ伸ばして、通算4アンダー5位タイまで浮上してきた。 「今日はティショットでフェアウエイをより多く捉えることができたから、昨日よりピンを狙えた。だから、スコアメイクは昨日よ...
2003/06/13全米オープン

首位にトム・ワトソン!日本人の期待は田中秀道に絞られた?!

全米オープン初日。最大の話題を集めたのは、終盤で首位に立ったトム・ワトソンだった。前半(バックナイン)で32の好ラウンドを見せたワトソンは、折り返し後、1番でバーディを取ったものの、その後はずっとパーの連続。しかし、7番パー3でカップの淵に止まったかに見えたバーディパットが8秒後にコロリとカップインすると、続く8番でもバーディ。5アンダー65で首位タイに立った。 「キャディのブルース・エドワーズはルーゲーリック病にかかっている。でも、彼は病気の体でバッグを担いでくれている。今週月曜、そのブルースがパターを変えるようアドバイスしてくれた。70年代後半から80年代にかけて使っていた古いピンパター。...
2003/06/10全米オープン

タイガーUSオープン連覇へ向けて、いよいよスタート!!

今シーズンのメジャー第2戦「全米オープン」が、いよいよ開幕する。4月のマスターズがゴルフの祭典ならば、この全米オープンは実力ナンバーワンを決定する大会だ。 毎年、米国屈指の難コースで開催され、出場選手も各地区の予選会などを勝ち抜いた 強者ばかりだ。今年も予選会には約7,000名の腕自慢のゴルファーが集結。予選申込だけならば約7,820名を数えた。 今年の舞台となるのは「オリンピアフィールズCC」。今年103回目を迎える全米オープンでこのコースを使用するのは1928年以来2度目。シカゴ郊外に位置するこのコー スは、全長7188ヤード、パー70。インコースにパー5が無いが、450ヤードを超えるパー...
2003/06/03欧州男子

ローズとポールターの死闘再現なるか

6月5日(木)から8日(日)までの4日間、イングランドのウォーウィックシャーにあるマリオットフォーレストofアーデンで『The Daily Telegraph Damovo ブリティッシュマスターズ』が開催される。今年から新たなスポンサーを迎えるにあたり、コースも移動した。 昨年はジャスティン・ローズがイアン・ポールターと死闘を繰り広げ、1打差で勝利。この年は欧州ツアーでの2勝を含め、日本でもクラウンズで優勝するなど世界で合計4勝を挙げ、一気に才能を開花させた。ディフェンディングチャンピオンのローズに期待が集まるが、昨年惜しくも2位に甘んじたイアン・ポールターも、先週優勝を飾り期待のかかる一人...
2001/11/16欧州男子

日本が2位浮上! 米国も4位まで上がってきた

ワールドカップ2日目は、青空がラウンド終了まで続き、選手たちの中には半袖でプレーする選手も多かった。この日行われたのは4サム。2人で1つのボールを交互に打つゲーム方式で、初日に行われた各自がホールアウトし、スコアの良い方を採用する4ボールよりも難しい。 初日8アンダーと好スタートを切った日本チームは、アメリカに次ぐ優勝候補に上げられる南アフリカとのラウンドとなった。 スタートホールのティショットは丸山茂樹が担当。続く2番以降の偶数ホールは伊沢利光がティグラウンドに上がった。これは前日の記者会見でも改めて確認されたが、ドライバーの調子がいい伊沢が比較的難しいとされるホールを任されるというものだ。...
2001/11/15欧州男子

10アンダーが3カ国、日本は8アンダー6位タイ

日本チームが前半だけで6アンダーをマークし、どこまでスコアを伸ばすか楽しみだった。しかし、後半は11、15番で伸ばしただけ、8アンダーは6位タイとなっている。日本チームのバーディは全て伊沢選手によるものだった。 一方の丸山は全然だめだったのか!? と思われる人もいるかも知れないが、伊沢のスコアが生まれたのは丸山のオカゲだったとも言える。ティショットは丸山が先に打ち、フェアウェイセンターをキープ。そしてセカンドも確実にグリーンを捕らえた。したがって、後から打つ伊沢が思い切って攻めることができたのだ。 「今日は100点に近いけど、最後にバーディが取れなかったから98点ぐらいです。明日の課題をあえて...
2001/08/27欧州男子

7ホールに及ぶサドンデスを制したT.ウッズが3連覇達成

NECインビテーショナルの最終日。この日アンダーパーで回ったのは7名だけ、各選手スコアを伸ばせず、我慢比べのような展開となった。 優勝争いは初日から首位を守るJ.フューリックと、2打差で追うT.ウッズの2人に絞られた。2人のバトルは序盤から始まった。2、3番でウッズが連続バーディを奪いフューリックに並ぶと、その後も一進一退の攻防が続いた。 13アンダーで迎えた最終18番ホールでは、互いにボギーを叩きプレーオフに突入した。その1ホール目にフューリックはセカンドショットをバンカーに入れてしまった。そして3打目は少し距離が足りず再びバンカーへ。ウッズがパー確実につけているだけに、次で入れなければ負け...
2001/08/26欧州男子

J.フューリックが意地の連続バーディ、T.ウッズも追いすがる

NECインビテーショナルの3日目。初日から首位をキープするJ.フューリックは、4、5番と連続ボギーを叩き、優勝争いから脱落したかと思われた。しかし、後半に入り生きを吹く返すと、16番から最終18番までの上がり3ホール全てでバーディを奪った。通算13アンダーで再び単独首位に立った。 そのフューリックと対象的だったのが、2位タイからスタートしたP.ミケルソンだった。2番パー5でバーディを奪い首位に並ぶと、9番でもバーディを奪い順調にスコアを伸ばした。しかし、回りがスコアを伸ばす後半はバーディを奪えず我慢のゴルフをしていたが、16番パー5でキレてしまった。ダブルボギーでスタート時の7アンダーに戻して...
2001/08/25欧州男子

J.フューリックが伸ばし、ミケルソン、タイガーが続く

NECインビテーショナルの2日目。初日5アンダー首位タイのJ.フューリックがこの日も4つ伸ばし通算9アンダーで単独首位に立った。出足2、3番で連続バーディを奪ったフューリックは4番でこの大会はじめてのボギーを叩いた。しかし、その後は崩れることなくバーディを3つ重ねた。 フューリックと並び首位からスタートしたG.ノーマンは2番パー5でボギーを叩くと、4番でもボギー。ショット、パットともに前日の冴えが見えず、スコアを伸ばせなかった。終盤16番パー5で辛うじてスコアを1つ伸ばし4アンダーの8位に後退した。 この大会3連覇のかかったT.ウッズは、初日4アンダー3位につける好スタートを見せた。そして、こ...
2001/08/24欧州男子

G.ノーマンが首位、J.フューリックと6アンダーで並んだ

米国男子ツアーは世界を代表するプレーヤーが集まる「NECインビテーショナル」を開催。米国、欧州ツアーのライダーカップ出場選手に加え、昨年のプレジデンツカップ出場選手の全39名が参加している。 世界の強豪が集結しているだけに誰が勝ってもおかしくないのだが、T.ウッズには大会3連覇がかかっている。そのタイガーは初日4バーディ、ノーボギーの安定したゴルフを見せた。先週の「全米プロ」を含め、最近は調子を落としているウッズが首位に1打差と好スタートをきった。 そのタイガーを上回ったのは、同じくノーボギーで5つのバーディを奪ったJ.フューリックと、最終組でスタートしたG.ノーマンだった。ノーマンはスタート...
2001/08/20全米プロゴルフ選手権

D.トムズが逃げ切り、P.ミケルソンは追いつけなかった

全米プロゴルフ選手権最終日はメジャーらしい我慢比べとなった。14アンダーの単独首位で最終日を迎えたD.トムズと2打差で追うP.ミケルソンのマッチレースはトムズの1打リードで最終ホールまで決着が持ち越された。 最終18番ホールはグリーン手前に大きな池が待ち受ける長いパー4。トムズはティショットをフェアウェイ右サイドのセミラフへ。対するミケルソンはフェアウェイ左サイドをキープした。「ミケルソンならピンに絡むようないいショットを打ってくるだろう」トムズはそう思うことで、自分はパーセーブするべき、と自分に言い聞かせた。トムズの位置からだと池に入る可能性もあり、手前に刻んで3打目勝負に出た。 そして、...
2001/08/19全米プロゴルフ選手権

片山晋呉踏ん張って3位タイ、最終日に望みつないだ

全米プロゴルフ選手権の3日目、片山晋呉が最終組でスタート。笑顔は絶えなかったが、スコアが思うようには伸びなかった。スタートホールのセカンドショットをグリーン奥のバンカーに入れたが、落ち着いてパーセーブ。2番、3番はバーディ外しのパー。 4番パー3に入った片山はティショットを右のバンカーへ。この大会2つ目のボギーを叩き8アンダーに後退した。しかし、8番でバーディを取り返し、10番でもバーディ。12番パー5はピンハイ6メートルに2オンし、イーグル逃しのバーディで11アンダー首位に並んだ。 この日片山と並び首位でスタートしたD.トムズは、ショットの好調を維持し、5、6番と連続バーディで抜け出したが7...
2001/08/18全米プロゴルフ選手権

片山晋呉が大爆発!! 9アンダー首位に立った!

全米プロゴルフ選手権の2日目。日本の片山晋呉がこの日の主役になり、リーダーボードの一番上に名前を掲げた。3アンダー11位からスタートした片山は、出足11番でボギーを叩いたものの、その後はバーディを7つ奪う猛チャージを見せ、この日64をマーク。通算9アンダーの単独トップでラウンドを終えた。 この日の片山はドライバーが曲がらず、ショットは確実にグリーンを捉え、パットはどこからでも入りそうな完璧なゴルフだった。特にスコアを伸ばした後半の9ホールはバーディパットを確実に決め、ガッツポーズが次第に大きくなった。そして最終9番ホールではピン上7メートルにつけると、7つめのバーディパットを沈め両手を大きく上...
2001/08/17全米プロゴルフ選手権

P.ミケルソン、D.デュバルは好スタート。T.ウッズは出遅れた

米国男子ツアーは今シーズンのメジャー最終戦「全米プロゴルフ選手権」を迎えた。初日はスコアが固まり混戦状態となった。早い時間にスタートした選手が4アンダーまで伸ばし、午後スタートの選手もその4アンダーを目標にスコアメイクしていた。 午後スタートとなったP.ミケルソンは序盤から積極的なゴルフでスコアを伸ばした。5番パー5でのイーグルを含め前半で4アンダー、後半13番でもバーディを奪い混戦を抜け出した。しかし、最終18番ではティショットを左の池方向へ打ち込み、ラッキーにもボールは木に当たりラフに落ちたが、このホールをボギーにしてしまった。 この混戦を見事に抜け出したのはG.ウェイトだった。ミケルソン...