2010/10/07GDOEYE

桃子、プロアマに選ばれなくても早起き!

国内女子ツアー「SANKYOレディースオープン」の開幕前日、恒例のプロアマ戦が行われたが、そのメンバーの中に上田桃子の名前がなかった。上田だけではない、現在賞金ランキング7位の馬場ゆかりも入っていない。 プロアマは36組となっていたが、その半分は主催の株式会社SANKYOから推薦を受けた18名と、今季優勝を果たしている選手が中心となっていた。 今大会は昨年までとはコースが異なり、ほとんどの選手が初体験となる。プロアマに出られない選手は大会前日にラウンドをすることができないが、ウェイティング選手として登録された選手は、プロアマの合間に練習ラウンドをすることができる。 この日ウェイティングとなって...
2010/10/16GDOEYE

馬場の前に立ちはだかる“アンの壁”

アン・ソンジュが2位に7打差をつけ、独走状態となった「富士通レディース」2日目。それ以外の選手がどんなにスコアを伸ばそうと、その勢いの前では全てが霞んでしまう強さを見せている。この日6ストローク伸ばす猛チャージを見せた馬場ゆかりも、その1人だ。 「比較的イメージの良いコース。今年はグリーンも止まるし、よくバーディが獲れました」という会心のプレーで単独6位に浮上しても、上を仰ぎ見れば首位のアンとは10打差。「なんせ、アンちゃんが突っ走っているので」。もはや、苦笑するしかない。 単独3位で終えた先週の「SANKYOレディース」でも、優勝したのはアン。7月の「スタンレーレディス」でも最後まで優勝争い...
2010/10/15GDOEYE

止まらぬコリアン旋風、来季も・・・

ここ最近で勢いを増している“コリアン旋風”は、今週の「富士通レディース」でも衰えを知らない。2週連続優勝がかかるアン・ソンジュが、7アンダーで単独首位発進。宋ボベが1打差、ヤング・キムが2打差で続くなど、週末も上位を賑わしそうな様相だ。 賞金女王争いを見ても、アンが2位に4,000万円差をつけてトップを独走。今週を含め、シーズンも残すは7試合のみ。このままでは最終戦を待たずして、いや、もっと前の段階で賞金女王が決定する可能性もある。“女子ツアーの灯を消してはならない”。アンを追う選手の誰もが抱いている想いではないだろうか。 早くも来年の話になるが、この状況は一過性のものではないだろう。来シーズ...
2010/10/14GDOEYE

入籍の茂木、「良い奥さんをもらいました」

今週の「富士通レディース」開幕を前に、大変おめでたいニュースが舞い込んできた。ツアー通算4勝の茂木宏美が、10月10日(日)に一般男性と入籍。およそ1年の交際を経てのゴールインとなった。 お相手は元スノーボードのインストラクターで、もともとは友人の友人という間柄。手で額の汗をぬぐいながら、恥ずかしそうに夫との馴れ初めを口にする。自身のブログでは、結婚をしてもプロゴルファーとしての活動を続けると明言。話しを聞き進めると、茂木にとってはむしろ、ゴルフだけに打ち込める環境となっているようだ。 「料理、洗濯、掃除、全部してくれるんです」と笑顔の茂木。家事全般は夫が受け持ってくれ、ゴルフ業にこれまで以上...
2010/10/09GDOEYE

藤本麻子が父離れ「独り立ちします!」

国内女子ツアー「SANKYOレディースオープン」の2日目に、冷たい雨が降りしきるコンディションの中、3バーディ、ノーボギーでラウンドした藤本麻子が、通算3アンダーの6位タイに浮上してきた。 ラウンド後に藤本は「ミヤギテレビ杯の時に、外(一般営業)の練習場に行って、鏡を見て打つことで掴んだものがあって、イメージ良く振れるようになりました」と話す。ふと気づくと、最近藤本の父親の姿を見かけていないことを思い出したので聞いてみた。 「そのミヤギから父は会場には来ていません。マンシングウェアのときに父と真剣に話し合って、今シーズンの残りは一人でやることになったんです」と言う藤本。どうやら、マンシングウェ...
2010/10/29GDOEYE

師匠とラッキーカラーが導いた24パット<服部真夕>

服部真夕にとって、「樋口久子IDC大塚家具レディス」は08年にツアー初勝利を飾った思い入れの深いトーナメント。昨年大会も優勝争いを演じるなど、コースとの相性は抜群だ。「良いイメージでできている」と、その相性は今年も継続。5バーディ、1ボギーの「68」をマークし、首位タイで初日を終える絶好のスタートを切った。 その支えとなっているのが好調なパッティングだ。最終18番では、カラーから7メートルを沈めてバーディフィニッシュ。この日24パットという数字も、ラウンドを通して冴え渡ったパットの好調さを物語っている。 だが、ここ最近は「短いのを外したりしていた」と、パットに不安を覚えていたという。ここで、師...
2010/10/22GDOEYE

諸見里しのぶ、肋骨押さえて7位タイの大健闘!!

国内女子ツアー「マスターズGCレディース」の大会前日行われたプロアマ戦を欠場した諸見里しのぶが、初日に1アンダーの7位タイと好スタートをきった。プロアマ戦では、今大会を主催する延田グループの社長と同組でラウンドする予定だった。「脇腹痛のため」と発表されたときには、義理堅い諸見里が、急遽キャンセルするとなると、よっぽどのことだろうと憶測が流れた。 しかし、大会初日に元気な姿で現れた諸見里は、1番のティショットも何事もないかのようにナイスショットを披露した。しかし、4番パー3のティショットを打った瞬間、諸見里の表情が一変する。おもむろに左脇を抑えて苦痛の表情を浮かべたが、ボールは見事にグリーンを捕...
2012/02/19GDOEYE

連日の日没サスペンデッドに、不公平さは否めない

大会3日目の朝、6時45分のスタートに合わせて石川遼は、暗闇の中でクラブハウスに到着。まだ、足元が暗くて歩くこともままならぬ状況で練習場へ向かった。米国男子ツアー「ノーザントラストオープン」は、初日、2日目と日没サスペンデッドになったため、予選ラウンドの遅い時間にスタートした選手たちが、翌早朝からプレーを再開する事態となっていた。 天候不良やコースコンディション悪化による中断などの場合は、サスペンデッドも十分考えられるが、今回は風が強かったぐらいで競技の中断などなかったにも関わらず、多くの選手に影響が出てしまった。 PGAツアーでも、スロープレーなどを指摘される選手が増加、問題視されている。し...
2012/02/18GDOEYE

正反対でもほぼ互角!ヤニと宮里のプレースタイル

女子の世界ランク1位はヤニ・ツェン(台湾)で、男子はご存じルーク・ドナルド(イングランド)。「ホンダLPGAタイランド」3日目にヤニと同組で回った宮里藍が、ルークとかぶって見えたのは、やはりそのプレースタイルが似ているからだろう。 この日は特にそのスタイルの差が鮮明だった。ショットでピンそばにつけてバーディを奪うヤニに対して、宮里は3度のチップインと5m前後の微妙な距離のパットをことごとく沈めていく。ドライバーの飛距離で圧倒され、2打目でヤニの鮮烈なショットを見せつけられても、先に宮里がグリーンの外からバーディを奪っていく姿はゴルフの奥深さを象徴していた。 宮里はルークについて「彼のゴルフはす...
2012/02/18GDOEYE

池田勇太、大改造計画実施中!

米国男子ツアー「ノーザントラストオープン」に出場した池田勇太が、初日8オーバー、2日目は4オーバーの通算12オーバーで2日間の戦いを終えた。大会は初日に続き日没サスペンデッドになったため、予選落ちは確定こそしていないが、予想されるカットラインの3オーバーには9打も及ばない状況だ。 そんな池田がホールアウト後に、自身の現状について延々と語りだした。試合後のコメントでは「昨年悔しい思いをしたので、今年は根本的に変えていきたい」と話していたが、その根本とは、池田がいままでのゴルフ人生の中で初めて行う大改革だという。 「この前アジアンツアーに出たときは、昨年までのゴルフを跳び箱5段と例えると、上2段を...
2011/08/28GDOEYE

笠、親子の絆が実を結んだツアー初勝利

笠りつ子と表純子のマッチレースの様相を呈した、「ニトリレディス」最終日。ともに通算6アンダーの首位に並び最終18番を迎えていた。「今日は自分を信じて、最後まで“勝つ”と思い込ませていた」という笠だが、キャディを務める父の清也さん(50)は心を見抜いていたのか。前半は好調だったショットも、後半に入り段々と捕まりが悪くなり始めていた。「思い切りいけ!」。普段はあまりプレーに口出ししない清也さんが、勝負を決する最大の山場で檄を飛ばした。 清也さんが「最高の球だった」という2打目は、ピン左5mにナイスオン。この下りのスライスラインを沈め、2人で喜びを爆発させた。「ヨロヨロと入ったせいもあったのかな。ス...
2011/09/04GDOEYE

どちらも感心、中国勢2人の日本参戦のワケ

先月の「meijiカップ」で優勝したフォン・シャンシャンに続き、今週の「ゴルフ5レディス」では同じ中国出身のイエ・リーインがツアー初勝利を挙げた。ただでさえ女子ゴルファーの人口が少ない中国にあって、日本ツアーに参戦する理由も興味の1つだった。 米国ツアーを主戦場とするシャンシャンは、試合数の減少が続く米国ツアーの空き週に来日し、世界ランキングを上げるべく少しでも多くの試合に出場したいというのが主な理由。その上昇志向とバイタリティーに感心させられた記憶がある。 一方のリーインは、まったく別の理由だ。中国にいる夫から「プロとして実績を残さないと悔いが残る」と、日本ツアーへの参戦の勧めを受けて決断。...
2011/08/21GDOEYE

初勝利に最も近い若手、藤本への期待

今、最もツアー初勝利に近い若手であることを、改めて認識させられた。今年の「CAT Ladies」を通算6アンダーの6位タイで終えた藤本麻子。今季16試合目の出場で6度目のトップ10フィニッシュを果たし、ツアー初勝利こそ逃したものの大きな存在感を示してくれた。 初日は「66」をマークし、自身初となる首位発進。初日に関わらず、首位に立って1日を終えたのはプロ転向後では初めてのことだ。首位に4打差で迎えた最終日は「73」のパープレーで伸び悩んだが、「今振り返ると、3日分のバーディが初日に出てしまったのかな」と苦笑するなど、優勝争いを終えた言葉の響きにも、どこか余裕すら感じる。 09年にプロテストに合...
2011/08/21GDOEYE

序盤に崩れたドンファン「痛いところだらけです」

国内男子ツアー「関西オープンゴルフ選手権競技」の最終日を首位と4打差の3位タイで迎えた韓国のドンファンは、同じ韓国籍3人による最終組に加わった。在日韓国人の白佳和とは日本語で会話をし、来日5年目で日本語が得意ではないチョ・ミンギュとは韓国語で会話をしながらのラウンドとなった。 追いかける立場のドンファンとしては、攻めのゴルフでスコアを伸ばしたかったが、その気持ちが裏目に出てしまう。1番で4オン1パットのボギーをたたくと、3番も同じく4オン1パットのボギー。ティショットを左ラフに入れると、2打目はレイアップしても、3打目がグリーンをオーバーして急斜面の深いラフに捕まってしまった。 さらに5番パー...
2011/08/20GDOEYE

有村が認める森田の変化

初日から若手による首位争いが演じられている今年の「CAT Ladies」。2日目を終え、単独首位は23歳の有村智恵。2打差の単独2位に21歳の森田理香子が名を連ね、明日は最終日・最終組での同組対決となる。 ツアー屈指の飛距離が大きな魅力の森田だが、自身も認めている課題はメンタル面だ。その波がある精神的なバイオリズムはプレーにも影響し、成績にも影響していたことは否めない。ジュニア時代から同じフィールドで戦ってきた有村智恵も「プレーを見て、良い時、悪い時がはっきりと分かる。気持ちの面で波があると思っていた」と評す。 だが、この日森田とラウンドをともにした有村は「今日回って、ミスをしても引きずらない...
2011/08/20GDOEYE

5位タイに後退の武藤俊憲「リズムが合わない!」

国内男子ツアー「関西オープンゴルフ選手権競技」の予選2日間を、通算8アンダー3位タイにつけた武藤俊憲が、決勝第1ラウンドではスコアを1つ落して通算7アンダー。首位と5打差の5位タイに後退してしまった。 スタートの1番、そして2番でボギーを連発してしまい、武藤のテンションは一気に下がってしまう。しかし、その後は3バーディ、2ボギーとスコアを1つ戻して最終組の1つ前で最終日を迎えることになった。 ホールアウト後に武藤は「今日は2人のプレーと僕のリズムが合わなかった。最初の2番あたりから、やりたいようにやらしてもらえないみたいだなって頭の中で思ったりしていました」と言う。 武藤はツアーの中でもプレー...
2011/08/18GDOEYE

諸見里、中学生キャディを大抜擢

今週の「CAT Ladies」で、諸見里しのぶが中学3年生をキャディに大抜擢する。バッグを担ぐのは、まだあどけなさが残る中学3年生の西智子さん。諸見里と同じ江連忠ゴルフアカデミーに在籍し、「小学校3年生のころから知っていて、その頃から私のファンでいてくれているんです」という可愛い後輩だ。 この時期は学校が夏休みということもあり、「担ぐことで“早くプロになりたい”と思ってくれたら嬉しい」とタッグ結成をオファー。「ジュニアの子に担いでもらうのは初めて。楽しみながら回りたい」と、諸見里自身も開幕を心待ちにしている。2人がどのようなプレーと相乗効果を見せてくれるのか、周囲の関心も高い。 今回の抜擢は、...
2011/08/26GDOEYE

注目の83期生でトップスタートを切ったのは・・・

堀奈津佳(19)、香妻琴乃(19)、工藤遥加(18)の3人のプロデビュー戦として、開幕前から多くの話題を集めていた今週の「ニトリレディス」。堀が24位タイ、工藤が108位タイ、香妻が115位タイで初日を終えた一方で、同じく今年のプロテストに合格した豊永志帆(21)が3バーディ、ノーボギーの「69」でフィニッシュ。3アンダーは首位に1打差の2位タイと、注目を浴びる同期を尻目に絶好のスタートを切った。 同期とはいえ、豊永のプロデビューは2010年。09年にファイナルQTまで進み、そのままプロ転向。今週でレギュラーツアー出場は通算9試合目、予選通過は4回と、実績を積んできた自負もあるのだろうか。3人...
2011/08/19GDOEYE

金田「ムカつく」ことに怒り発散を悟る

ラウンド中のメンタルコントロールの方法は人それぞれ。喜怒哀楽を内に封じ込める“静”のタイプがいれば、怒りを露にして発散する“動”のタイプもいるだろう。それが結果に結びつけば、ゴルファー個々の性格に合っているということだ。 「CAT Ladies」初日、スタートホールの1番パー5。金田久美子は2打目で「いいショットだった」と“直ドラ”を披露し、見事ピンまで13mに2オン成功。だが、ファーストパットを外して2mのバーディパットを残すと、これも外して絶好のチャンスを逃してしまう。 「あの3パットはムカつきました。1番ではすごい顔をしていたと思う」。 以前までは怒りを表に出さず、無理に胸中に封じ込めて...
2011/09/03GDOEYE

先週は“親子優勝” 今週は・・・

今週の「ゴルフ5レディス」は、ホステスプロとして臨む竹末裕美にとって、年に1度巡ってくる最も大事な試合の1つ。その竹末が2日目を終えて、通算6アンダーの首位タイに浮上。8年ぶりとなる勝利をホステスVで飾ることができるか・・・とさらにもう1つ。明日は、竹末にとって忘れられない日になるかもしれない。 竹末は昨年3月、ゴルフとは関連のない会社に勤めていた香川大介さんと結婚。香川さんはその後に退職し、竹末の帯同キャディを務めている。今年でキャディ2年目を迎えている香川さんに対して、竹末の評価はまだまだ辛い。「うーん・・・。成績を見てもらえれば分かると思いますが、今一歩ですね。まだ二人とも、分からないな...