2011年 ザ・プレジデンツカップ

石川&エルスはリベンジならず!米国選抜が2ポイントリード

2011/11/18 15:07
米国選抜が2ポイントのリードをキープ。P.ミケルソン&J.フューリックも勝利し貢献した

◇米国男子◇ザ・プレジデンツカップ2日目◇ロイヤルメルボルンGC(オーストラリア)◇6,397ヤード(パー71)◇ギャラリー数:22,746人

2日目は、4人がそれぞれ自分の球をプレーし、同じチーム内で良い方のスコアを採用するフォアボールマッチ6試合が行われた。この日も第1試合に登場した石川遼アーニー・エルス組(世界選抜)は、前日のリベンジを懸けてバッバ・ワトソンウェブ・シンプソン組(米国選抜)と対戦。前半、米国選抜に2UPのリードを許すが、後半は巻き返しを図る。しかし追撃も及ばず3&1で米国選抜が勝利している。

初日に続いて同じペアで臨んだ石川遼とE.エルスだが、3&1で敗北しリベンジは叶わなかった

第2試合は、初日に大きな注目を集めたタイガー・ウッズダスティン・ジョンソン組(米)とアーロン・バデリージェイソン・デイ組(世)。タイガーが1UPを奪って先行するも、デイが8番でオールスクエアに戻すと、13番でバデリーが1UPに成功。このまま逃げ切って世界選抜が勝利している。

第3試合はフィル・ミケルソンジム・フューリック組(米)が、アダム・スコットキム・キョンテ組(世)と対戦。前半から3UPとリードを広げた米国選抜は、スコット、キム組を2&1で下している。第4試合はビル・ハースニック・ワトニー組(米)とジェフ・オギルビーチェ・キョンジュ組(世)と対戦。オギルビーが連続バーディを奪って世界選抜が2UPと先行。ハースが後半オールスクエアに戻すが、好調のオギルビーが1UPを奪いそのまま逃げ切っている。

第5試合はマット・クーチャースティーブ・ストリッカー組(米)と、Y.E.ヤンロバート・アレンビー組(世)と対戦。クーチャーが序盤に3UPを奪ってリードする展開に。アレンビーが応戦するも、米国選抜がさらにUPを重ねて4&3で勝利している。第6試合はハンター・メイハンデビッド・トムズ組(米)と、レティーフ・グーセン、チャール・シュワルツェル組(世)が対戦。3UPとリードを奪った世界選抜が、14番で1ダウンとするも2&1で勝利している。

この日は、両者3勝ずつ、3ポイントがそれぞれに加わり、米国選抜が7ポイント、世界選抜が5ポイントを獲得、米国選抜が2ポイント差のリードをキープしている。明日はフォアサムマッチ5試合とフォアボールマッチの5試合が行われる。

タイガーは接戦に持ち込んだが連敗。好調な米国選抜の中にあり、勝ち点を奪えずにいる
平日にもかかわらず、2万人を超えるギャラリーが会場に詰め掛けた
14番まで1DOWNと粘りを見せていた石川遼とE.エルスだったが・・・
13番でビッグドライブを見せ、キャプテンのグレッグ・ノーマンとグータッチ
2日間で1.5ポイントを獲得!母国で活躍を見せているJ.デイ
初出場のキム・キョンテは初日に続き連敗。苦しい戦いが続いている
石川遼の元まで歩み寄り、狙いどころへのアドバイスを送るE.エルス
ショット、パットともに見せ場を作ることができなかった石川遼
日中を通して強風に見舞われた2日目。切ない風景
選手の表情からも、今大会にかける意気込みと重圧の大きさが伝わってくる

2011年 ザ・プレジデンツカップ