テキサス州アービングにあるTPCフォーシーズンズとコットンウッドバレーGCで開催されている、米国男子ツアー第19戦『EDSバイロンネルソン選手権』の3日目。決勝ラウンドはTPCフォーシーズンズコースで行われる。

先週「ワコビア選手権」と同様、首位で予選ラウンドを終えたタイガー・ウッズ。だが、今週も3日目は、タイガーにとって苦しいラウンドとなった。序盤でスコアを2つ落とし我慢のゴルフが続いたが中盤で挽回し、この日はイーブンパーでホールアウト。スコアを伸ばせなかったタイガーは、後続からの追い上げに遭って首位から陥落、3位に後退してしまった。

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代わって首位に立ったのは、スペインが誇る“神の子”セルヒオ・ガルシア。6アンダーの3位からスタートしたガルシアは、アイアンショットが冴え渡り、全てのホールでパーオンに成功。この日6バーディ1ボギーの快進撃を見せたガルシアは通算11アンダーまで伸ばし、2位につけているジェリー・ケリーとの差を2打差にした。2002年「メルセデス選手権」以来、2年ぶりの優勝を目指す。

また注目選手たちは、世界ランキング1を狙っているビジェイ・シンが、この日2つ伸ばして通算7アンダー。タイガーの親友マーク・オメーラと並び5位につけた。また、予選ラウンドでは調子が上がらず陰を潜めていたアーニー・エルスは、この日4つスコアを伸ばし、49位から20位に急上昇している。

そのほかぎりぎり予選通過を果たした日本の丸山茂樹は、この日快心のゴルフを展開し5バーディ1ボギーの通算4アンダーをマークした。順位も66位から27位へジャンプアップした丸山は、最終日トップ10入りを目指す。