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インパクトの瞬間、顔を「右」に向けると飛ぶ!?

「週刊ゴルフダイジェスト」連載「3分でわかるゴルフの授業」(2月19日号)より

身長160センチ、63歳ながら物理の力で平均飛距離250ヤードを誇る岩手大学教育学部教授・八木一正氏。好評連載で展開する飛ばし理論は、まさに“目からウロコ”の新セオリーだ。今回のテーマは「右を向けばフェースが返る。そして飛距離が出る」。その内容とは?

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まずはクイズ。

車のハンドルを両手でしっかりと握り、反時計まわりに左にハンドルを切ったとき、顔はどちらを向きやすいでしょう?

1.左
2.右

答えは「右」です。

これは“頚反射”が関係しています。頚反射とは、頚(=首)の動きと手足の運動が連動する生理現象のこと。以前お話したのは、立った状態で頭を下に向けると、腕は曲がり、両足は伸びやすくなる、というものでした。

頚反射にはもうひとつ、顔を右に向けると右腕が伸びて左腕が曲がりやすい、という現象があります。車のハンドルを両手でしっかりと握り、左にハンドルを切ると、右腕が伸び、左腕が曲がりますが、こうすると頚反射によって、顔は自然と右を向きやすくなるのです。

ドライバーなど飛ばしたいショットでは、ダウンでハンドルを左に切るように、右手のひらを返しながら(=回内)腕を伸ばすと、リストターンをうまく使って飛距離が出ます。このとき、顔を右(飛球線後方)に向けると、右腕を回内させる動きがしやすくなり、よりリストターンがスムーズになるのです。

飛ばしたいショットでは、左にハンドルを切って顔は右。これが、エネルギーを効率よく伝えるための、力学的にも理に適った動きなのです。

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