涙、涙、涙の通過 馬場咲希は下部ツアーを経て
2024年 Qシリーズ
期間:12/05〜12/09 場所:マグノリアグローブGC(アラバマ州)
山下美夢有が独走でトップ通過 岩井ツインズ、吉田優利、馬場咲希も突破/米女子最終予選会
◇米国女子◇Qシリーズ・ファイナルクオリファイイング(最終予選会) 最終日(10日)◇マグノリアグローブGC(アラバマ州)◇クロッシングコース(6664yd、パー72)
悪天候により順延となった最終ラウンドを全選手が完走し、6日間に伸びた90ホールの戦いが終了。山下美夢有が通算27アンダーでトップ通過を果たした。岩井千怜は21アンダー2位、岩井明愛は16アンダー5位、吉田優利は13アンダー9位、馬場咲希は6アンダー24位で通過し、日本勢5人が来季の出場権を確保した。
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通算6アンダー24位タイまでの26人が来季米女子ツアーの限定的な出場資格(カテゴリー14)を手に。日本勢において5人の通過は過去最多となる。
暫定2位で再開した山下は、残り16ホールでボギーなしの8バーディを量産して「64」をマーク。初挑戦の最終予選会で2位を6打差で引き離し、日本ツアー歴代年間女王(2022、23年)の実力を存分に見せつけた。「トップ通過できてすごくうれしいし自信になった」と笑顔。来季に向けては「すごく楽しみだし、メジャーで勝ちたいという目標もあるので、それに向かって頑張りたい」と新天地での戦いを見据えた。
山下と同組で暫定首位から再開した千怜は「71」、15ホールをプレーした明愛は「70」でともに上位通過。来季は姉妹そろって米ツアーを主戦場に移す。
1年目の今季、シードを逃した吉田は15ホールを回り「72」。2年連続で最終予選会を突破して来季出場権を確保した。
暫定21位から出た馬場咲希は、残り10ホールをイーブンで回り「70」。最終18番のバーディフィニッシュで“圏内”に滑り込み、下部エプソンツアーを経て臨んだ2度目の最終予選会で涙の通過を果たした。
3度目の出場となった山口すず夏は暫定55位から「74」とスコアを落とし、通算2オーバー61位で通過はならなかった。
来季米ツアーに臨む日本勢は、シード選手の古江彩佳、西郷真央、笹生優花、畑岡奈紗、渋野日向子、西村優菜、勝みなみ、今季の日米共催「TOTOジャパンクラシック」優勝の竹田麗央に、5人を加えた総勢13人となる。
<日本勢の順位>
1/-27/山下美夢有
2/-21/岩井千怜
5T/-16/岩井明愛
9/-13/吉田優利
24T/-6/馬場咲希
---<以上通過>---
61T/+2/山口すず夏