「一生予選を通れないコースだと…」小木曽喬が首位発進 比嘉一貴ら2打差 石川遼39位
◇国内メジャー第2戦◇BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 初日(5日)◇宍戸ヒルズCC西コース(茨城)◇予選ラウンド7397yd(パー70)、決勝ラウンド7430yd(パー71)◇晴れ(観衆2418人)
国内男子ツアーのメジャー第2戦が開幕し、28歳の小木曽喬が5アンダーで単独首位発進を決めた。6バーディ、1ボギーで大会自己ベストを更新する「65」をマーク。日韓共同主管競技だった昨年6月「ハナ銀行 インビテーショナル」に続く2勝目へ最高のスタートを切った。
初出場の2017年から3年連続で予選落ちを喫し、「最初は一生予選を通れないコースだと思っていた」という宍戸ヒルズCC 西コース。昨年は首位タイで最終日を迎え、12位でフィニッシュした翌週に韓国で初優勝と確かな成長の跡を刻んできた舞台でもある。「技術が上がったこと、慣れてロケーション負けしないようになったことがこのスコアにつながっていると思う。まずは最終日に優勝を争える位置にいられるようにしたい」と話した。
堀川未来夢(2019年)と比嘉一貴(22年)の歴代覇者、前年はプレーオフ進出に1打及ばず3位だった米澤蓮が2打差2位。今平周吾、蝉川泰果、稲森佑貴、伴真太郎、ジャスティン・デロスサントス(フィリピン)が2アンダー5位で並んだ。
昨年プレーオフ惜敗の石川遼は4バーディ、5ボギーの「71」で回り、1オーバー39位。前週「ミズノオープン」で初優勝を飾った阿久津未来也、賞金ランキング1位の生源寺龍憲らも初日を同順位で終えた。
DPワールドツアー(欧州ツアー)を主戦場とする川村昌弘は1月に受けた両手首の手術からの復帰戦として推薦出場し、2オーバー57位。前年優勝の岩田寛は3オーバー73位とやや出遅れた。2週前の国内メジャー初戦「日本プロ」を制した清水大成は7オーバー「77」と崩れ、117位から2日目の巻き返しが求められる。
コースセッティングの難しさもあってか、晴天ながら最終組は日没時間を過ぎてホールアウトした。
<上位成績>
1/-5/小木曽喬
2T/-3/堀川未来夢、比嘉一貴、米澤蓮
5T/-2/稲森佑貴、今平周吾、蝉川泰果、伴真太郎、ジャスティン・デロスサントス
10T/-1/浅地洋佑、永野竜太郎、大槻智春、出水田大二郎、ショーン・ノリス ほか