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惜敗なんの!藤田幸希2位 渡邉彩香も記録的連勝へ好発進

静岡県の葛城GC山名コースで開幕した国内女子ツアーの今季第5戦「ヤマハレディース」初日。前週の「アクサレディス in MIYAZAKI」でツアー初優勝を飾った渡邉彩香が4アンダーの4位タイと好発進。しかし同大会で逆転負けを喫した藤田幸希が、その新鋭をおさえて5アンダー2位タイでスタートを切った。

ギャラリーからの「今週、ガンバレ!」の声、声、声…。ロープサイドで飛び交う熱い激励に、藤田は心の中で苦笑いしていた。前週の最終日は後続に5打差を付けて迎えた残り5ホールで渡邉にひっくり返され、3シーズンぶり6勝目がスルリと逃げた。そのホールアウト後はさすがに涙。しかし今週の大会を迎えるにあたり、既に気持ちの切り替えは終わっていたという。

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「まったく大丈夫。周りの方が気にされていて、本人は全然気にしていないんですよ」

周囲からの腫れ物に触るような気遣いも「心配してもらえるのはありがたい。いろんな方に愛していただいている」とプラスの力に変え、この日は前半13番でボギーが先行しながら、その後6バーディをマーク。後半6番では8メートル、下りのフック&スライスのスネークラインも「なんか入りそうだった」と見事に読み切って沈めてみせた。

2週連続の好スタートに「やっとこの位置に戻ってこれた。せっかくなので一日、一日楽しんでゴルフしたい」。今は惜敗の悔しさよりも、復活への確かな充実感がその手にはある。

一方、地元静岡に凱旋した渡邉も、好調を維持。「下りの難しいラインが何回かあったけれど、それが入ってくれてよかったです」。出だし10番のボギー直後に、11番で7メートルを決めてすぐにバーディを取り返した。折り返しの18番(パー5)では、グリーン右のバンカーから3打目をピンそば20センチにつけるなど、期待の飛ばし屋は今週もショートゲームに冴えを見せる。

「(地元の)熱海から応援に来てくれた方もいた。先週優勝して今週は大事な週になる。しっかりやらないと」。1998年のツアー制施行後、初優勝から2週連続優勝を達成したのは1990年10月の西田智慧子、2005年7月の表純子の2人だけ。史上3人目の快挙達成の可能性は十分にある。(静岡県袋井市/桂川洋一)

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