2014年 WGCアクセンチュアマッチプレー選手権

「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」初日振り返り(3)

2014/02/20 18:58

GARY PLAYER BRACKET

<勝者:M.クーチャー 3&2 B.ウィスバーガー>
ベルント・ウィスバーガーを下したマット・クーチャーは、マッチプレーの通算成績を16勝3敗とした。この日のマッチ最大の見所は、奇妙な終わり方だった。クーチャーは14番でパットを決めれば勝利という場面だったが、ボールマーカーを戻し忘れてこのホールを落とし、2ホール後に試合を決めた。「特別な戦略は何もない」と、マッチプレーで圧倒的な強さを見せるクーチャーは話した。「いつものプレーと変わらない。ただ状況に応じたベストのショットを打つだけだ」。
次戦の相手:ライアン・ムーア

<勝者:R.ムーア 1アップ J.ルイテン>
ライアン・ムーアはノーボギーでラウンドし、一度もリードを渡すことなくマッチを制した。しかし、本大会初出場のジュースト・ルイテンは、最後まで諦めずに勝負した。6ホールを制したムーアに対し5ホールを制し、勝負の行方を18番まで持ち込んだ。フロントナインを終えてムーアが2アップ、13番を終えて3アップだったが、そこからルイテンは連続バーディを奪い追い上げた。
次戦の相手:マット・クーチャー

<勝者:J.ローズ 1アップ S.ピアシー
ジャスティン・ローズは2回戦に進出したが、トップシードにとって決して楽なマッチではなかった。ローズは序盤バーディを奪えず、11番でようやくイーグルパットを決めてマッチをタイに戻した。続くホールでもバーディを奪うと、そのまま18番まで逃げ切り、通算7勝8敗とした。「理想的な勝ち方ではなかったが、それでもいい」とローズ。「1日かけて勝てば良いんだと、自分に言い聞かせていたんだ。その通りになったね」。
次戦の相手:アーニー・エルス

<勝者:E.エルス 1アップ S.ギャラハー(19ホール)>
スティーブン・ギャラハーは、決めれば勝利という2メートルのパットを外し、エキストラホールでも挽回できず、2年連続で1回戦敗退となった。エルスは2バーディ、5ボギーの苦しい勝利だったが、それでも過去6年で5度目の2回戦進出となった。「18番でのパットが彼にとって痛かったと思う」とエルス。「だって、彼は良いパットを打ったから。なぜ外れたのかは、わからない」。
次戦の相手:ジャスティン・ローズ

<勝者:J.ダフナー 1アップ S.ストーリングス(19ホール)>
ジェイソン・ダフナーは10ホールを終えて3ダウンとスロースタートだった。11番でこの日最初のバーディを決めた。14番をパーで勝利すると、16番で5.5メートルのバーディパットを決めて1ダウンまで追い上げ、17番で3.5メートルのバーディパットでマッチをタイに戻した。エキストラホールの19番で、スコット・ストーリングスがグリーンを外し6メートルのパットも外した後、ダフナーをパーでホールアウトし試合を決めた。ダフナーは3度目の出場で今回が初の2回戦進出。ストーリングスは今回が本大会初出場だった。
次戦の相手:マッテオ・マナッセロ

L.ドナルド 5&4 勝者:M.マナッセロ
過去10戦のマッチプレーを戦っているルーク・ドナルドが1回戦で姿を消すのは、今回が2度目だ。11年大会の覇者は、14ホールでノーボギー6バーディのプレーを見せたマッテオ・マナッセロに敗れた。マナッセロは過去3度の出場で、11年は優勝者(ドナルド)、13年は準優勝者(ハンター・メイハン)に敗れる不運があった。「ティオフからグリーンまで良いプレーができた」とマナッセロ。「それが今日の目標だった。マッチプレーでは常にボールを良い位置にキープし、バーディのチャンスを増やすことが大事だと思うよ」。
次戦の相手:ジェイソン・ダフナー

<勝者:J.スピース 2アップ P.ララサバル
第3シードのジョーダン・スピースは、一度火がつくと止まらなかった。8ホールで6バーディを奪い、2回戦に進出。本大会初出場のスピースは、11番でボギーを叩いた時点で1ダウンだったが、続く4ホール連続でバーディを奪った。「どのホールでもバーディが狙える」とスピース。「パーでは勝てなかった。良い勝負だった。バックナインで良い流れをつかむことができたよ」。
次戦の相手:トーマス・ビヨーン

<勝者:T.ビヨーン 2&1 F.モリナリ
第6シードのトーマス・ビヨーンが、フランチェスコ・モリナリを破った。モリナリはビヨーンと同じく4つのバーディを奪ったが、1番と17番をボギーで落とした。ビヨーンは、12年の1回戦で20ホールの末モリナリに敗れたが、リベンジを果たした。「この大会の1回戦で仲の良い友達と戦うのはあまり良いことではないが、そうなることもあるんだ」とビヨーン。「ただコースに出て、勝つために良いプレーをしただけ。今日は良いプレーができたよ」。
次戦の相手:ジョーダン・スピース

2014年 WGCアクセンチュアマッチプレー選手権