2013年 ザ・バークレイズ

パワーランキング/ザ・バークレイズ

2013/08/21 21:05

By Rob Bolton, PGATOUR.COM Fantasy Columnist

ヒース・スローカムが「ザ・バークレイズ」を制した2009年に現行のフェデックスカッププレーオフ制度が始まり、彼はその後の同プレーオフ制度の前例を作った。スローカムは当時、ニュージャージー州のリバティゴルフクラブでの勝利により順位を124位から一気に3位に上げたのだった。

プレーオフは理論上ほとんどの大会において、未知数の選手を平等に扱うことになっている。導入から3年が経つ同制度は、撹拌を増大させている。ここでは忍耐はさほど重要ではないようだ。そしてこの制度はスローカムの前例によって、間違いなくファンにとって喜ばしいものになっている。

リバティナショナルはそのコース設定において非難を浴びた。ラフは4インチの長さに伸び、アンジュレーションの厳しいグリーンはシーズンを通して、ラフからのグリーンオンが最も難しいグリーンにランクした(34.85%)。パーオン率は55.3%で2009年シーズン2番目に難しいコースとなった。またスクランブル率は57.45%で難易度17位だった。そして平均スコアは72.282で、その年のパー71のコースでは難易度1位であった。

それらの批判に応えようと、今週の大会に向け、ボブ・カップとトム・カイトはコースの15ホールに変更を加えた。12個のグリーンでその勾配を縮小させ、フェアウェイを広げニューヨーク湾からの風の影響を少なくした。また、3番、5番、6番、7番、18番ホールは7~18ヤード短くなった。パー4の16番ホールは1ヤード長くなった。そして7353ヤードのコースは全体で66ヤード短くなり、イン36、アウト35のパー71のコースとなった。

今週の天候は、唯一木曜日の遅い時間に多少の雨の予報が出ている。それ以外は全体的に日差しに恵まれ気温も華氏80度前半が予想されている。風は予測不可能だが、現在のところ目立った予報は出ていない。

<1>ジェイソン・デイ
全米プロでは今年6回目のトップ10となる8位タイとなり先週は休養。21戦連続予選通過中。パットのストローク貢献率は38位。アジャステッド・スコアリングは14位。2009年のバークレイズでは12位タイ。

<2>ウェブ・シンプソン
先週は2イーグル、6バーディの「63」のラウンドを含む11位タイの成績。今季はトップ10に4回、トップ25に8回入っている。2009年のバークレイズでは折り返しまでリードするも最後は8位でフィニッシュ。

<3>ヘンリック・ステンソン
未勝利で最も乗っている男。ここ4戦では2位と3位を2回ずつ記録。フェアウェイキープ率6位、パーオン率2位。そしてアジャステッド・スコアリングは4位で、ラフからのスクランブル率は1位。

<4>アダム・スコット
18ホールにわたりリードした後、5位タイに入った全米プロの後は休養。マスターズでの優勝、全英での3位タイなど、今季メジャーでは最も良い成績を残している選手の一人。
<5>タイガー・ウッズ
今季もメジャーは未勝利ながらも、今季5勝したフェデックスカップのポイントリーダーとしてプレーオフに臨む。米国ツアーではアジャステッド・スコアリングで首位。2009年のリバティナショナルでは2位タイ。

<6>ジェイソン・ダフナー
メジャー王者となって初めての大会。オークヒルでの優勝とファイヤーストーンでの4位タイにより失望のシーズンから脱却。パーオン率は23位、パー4でのアジャステッド・スコアリングは3位タイ。

<7>ジム・フューリック
完全に波に乗っており、RBCカナディアンオープンとWGCブリヂストンインビテーショナルでは9位タイ、全米プロでは2位。アジャステッド・スコアリングは21位。2009年のバークレイズでは15位タイ。

<8>ビル・ハース
今季9回のトップ10はツアー1位で、更に5回のトップ25を数え、ここ2週もそれぞれトップ10入りとトップ25入りを果たす。パーオン率は10位、パー4でのアジャステッド・スコアリングは1位タイ。2009年のリバティナショナルでは24位タイの成績。

<9>リッキー・ファウラー
ポイントランクでは42位でプレーオフに臨む。ここ7戦では6回のトップ25入りを果たしており、全米プロでは19位タイに。全体としてはパットのストローク貢献率で17位、アジャステッド・スコアリングで23位。

<10>フィル・ミケルソン
彼はリバティナショナルのメンバーながら、2009年は52位タイに終わる。ここ17戦では、2勝、2位2回、3位2回と今季は成功を収めている。パーブレーク率は米国ツアーで首位。アジャステッド・スコアリングでは9位。

<11>ダスティン・ジョンソン
新婚の飛ばし屋は2009年のバークレイズでは15位タイの成績。2週前のオークヒルでは8位タイに入り、今季5度目のトップ10入り。現在、パットのストローク貢献率では46位、オールラウンドでは33位。

<12>キーガン・ブラッドリー
好調で臨む。ここ3戦はいずれもトップ20入りし、WGCブリヂストンインビテーショナルでは2位タイ。アジャステッド・スコアリングでは10位、そしてオールラウンドでは3位。プレーオフは2回挑戦して2回とも最終戦まで進出。

<13>マット・クーチャー
全米プロでは22位タイに入り、連続予選通過を23戦に伸ばす。今季は7回トップ10入りし、この中には優勝2回と2位2回が含まれる。パットのストローク貢献率は19位で、スクランブル率は8位。

<14>マット・ジョーンズ
先週の最終日は、キャリア最高スコアとなる「62」をマークし5位に入る。ここ7戦は4度のトップ10入り。これによりオールラウンドのランクは7位にジャンプアップ。パー4でのスクランブル率も7位タイ。

<15>ロリー・マキロイ
オークヒルで8位タイに入り復調。今季はアップダウンが激しいながら、パーオン率は47位、アジャステッド・スコアリングは22位、オールラウンドは23位タイ、そしてパーブレーク率は13位。49位でプレーオフに臨む。

<16>リー・ウェストウッド
今季米国ツアーでは6度のトップ10入りながらフェデックスカッププレーオフへはポイントランク35位で臨むことに。マスターズ以降、最終日をアンダーパーでラウンドできていないものの、トータルドライブ、アジャステッド・スコアリング、スクランブル率はいずれも16位。

<17>ロリー・サバティニ
先週8位タイに入り、ここ6戦では5回のトップ20入りと好調をキープ。先週は、グリーンヒット率、パットのストローク貢献率、そしてオールラウンドでトップ10入り。通年ではGIRで18位、パーブレーク率で3位。

<18>アーニー・エルス
2009年のリバティナショナルでは4人いた2位タイのうちの一人。全米プロでは予選落ちし、先週のウィンダムでは最終日を「65」でラウンドし20位タイの成績。現在アジャステッド・スコアリングでは37位。

<19>ハンター・メイハン
この大会出場により、これまでの25回のフェデックスカッププレーオフの大会に全て出場する唯一の選手に。2009年のリバティナショナルでは20位タイ。今季はトップ10に4回、トップ25に8回入っている。アジャステッド・スコアリングは38位にランクイン。

<20>ロバート・ガリガス
オークヒルでは25位タイ、先週は11位タイと成績が再浮上。全米プロでは平均パットが5位タイにランクイン。これがフェデックスカッププレーオフ進出の鍵に。今大会へは73番シードで臨む。

2013年 ザ・バークレイズ