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2014年 マスターズ
期間:04/10〜04/13 場所:オーガスタナショナルGC(ジョージア州)

連覇の道険しく スコットは16位に後退

2014/04/13 11:49

「マスターズ」連覇を狙い、トップと4打差の3位タイからムービングデーをスタートしたアダム・スコット(オーストラリア)は2日目と同じように前半9ホールでスコアを落とし、苦しい一日となった。アウトを「40」で折り返すと、得意としている後半も1バーディ、1ボギーの「36」。通算1オーバー16位タイに順位を落とし、トップとは6打差で“チャンピオンシップサンデー”に挑むことになる。

連日ドライバーを使っていたスタートの1番では、追い風だったこともあり今週初めて3番ウッドを使用。しかし3日連続でボールを右に打ち出し、2打目でバンカーからグリーンを捕らえたものの、バーディパットを大きくショートして3パットボギースタートとなった。

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平均ストロークが3.7という難ホールだった4番(パー3)ではティショットでグリーンオーバー。上りのパーパットを打ち過ぎ、3パットのダブルボギーを叩いた。続く5番はティショットを左に曲げてしまいトラブル。5ホール消化で4オーバーと苦しい展開を強いられ、後半の挽回にもつながらなかった。

「今日は前半に3パットを繰り返し、躓いてしまった」 とスコット。「とてもタフな状況で、逆境から流れを変えるのは難しかった。13番や15番のチャンスもあったのに、バーディを獲れなかった。粘り強く戦ったけれど、取り戻すことはできず残念な思いでいっぱい」

首位で並ぶバッバ・ワトソンジョーダン・スピースとの差は6ストローク。その最終日に向け「フロントナインで良いプレーをする事が必要。前半に幾つかアンダーパーを出す事ができればバックナインで何が起こるか分からない。まだ終わったわけではない。先に良いスコアでホールアウトして、クラブハウスで待つことになるといい」と、前半の9ホールでの戦いぶりをポイントに挙げた。

高速グリーンで知られるオーガスタナショナルで多くのツアープロが難しいと語るのが、追い風の状況で下の段から上の段に登っていくロングパットタッチ距離感の合わせ方。今大会では松山英樹が初日に2番、6番で3パットをするなど、タッチが合わず39パットで「80」を叩いたが、この日のスコットも35パットとグリーン上で苦労する一日となってしまった。

過去のマスターズにおいては、3日目を終えた時点でトップ10より外から逆転優勝をしたのは1959年に13位から逆転したアート・ウォール・ジュニア。また56年にはジャック・バークが8打差をひっくり返したのが、過去最大の逆転劇だ。

最終日の風は南南東の予報で、これまでの3日とは違う方向から吹く見通しとなっている。スコットは最終組よりも1時間30分早い午後1時10分にジェイソン・デイとティオフ。前半に良いゴルフができれば十分チャンスはあるだろうが、通算7アンダーを優勝ラインと読むと、「64」前後のスコアはまず必要になりそうだ。

<スコットの第3ラウンドデータ>
バーディ:2 パー:11、ボギー:4、ダブルボギー:1
パー3:2オーバー、パー4:2オーバー、パー5:1アンダー
フェアウェイキープ:14ホール中 10ホール
パーオン: 18ホール中 13ホール
合計パット数: 35
ドライビングディスタンス:290ヤード

(ゴルフチャンネル解説/ アナリスト アンディ和田 *解説はライブフロムでご覧頂けます)

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