ぎりぎり池には入らなかったが、ここから2打目を放った今田竜二

今週の「HPバイロンネルソン選手権」で、今年4試合目となるPGAツアー出場を果たした今田竜二。通算1オーバーで迎えた2日目は、「（昨日の）練習の成果が出たのかどうか知らないけど、パットの距離感もあっていた」と、3連続バーディという目の覚めるようなスタートを決めた。

だが、通算2アンダーとして迎えた14番。ティショットはフェアウェイをキープしたものの、フェアウェイの右サイド。「あと50センチか1メートル左であれば問題なかったんですけど」と、グリーンを狙った2打目は、右前方の木の枝に当たって手前の池へと落ちてしまう。このホールをダブルボギーとして、今田はイーブンパーへと後退した。

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予選通過が微妙な中で迎えた17番（パー3）。打ち下ろしのショートホールで、手を放した今田のショットは再びグリーン手前の池へと向かう。かろうじて対岸の花壇の中で止まったが、球の後ろと左側にレンガがぴったりとくっつき、クラブを球にコンタクトさせるのは厳しい状況。

球のライはこんな状況。さすがにクラブを入れには厳しかった。

今田は振り返る。「打てるか打てないかといったら、80パーセントは打てなかった。でも、打てるところにあるから、打ってみるしかない。もしかしたら、グリーン右の方に乗って、傾斜で返ってくるかもしれないという甘い考えもあった」。しかし、この第2打は前方の壁に当たり再び花壇の中へ。3打目で脱出に成功するも、4オン2パットのトリプルボギーは致命的だった。

「いつも言っているように、少しずつ良い結果を出すことが次につながっていく。こういう悪い結果だと途切れてしまうから、手応えは全くないです」と俯いた今田。「今はちょっと先のことは考えられない。ただただ、むかつくだけです」と、今季4戦して3度目となる予選落ちが決まり、怒りを堪えるのに必死だった。（テキサス州ダラス／今岡涼太）