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石川遼、練習ラウンドで封印したクラブとは?

今週の「HPバイロンネルソン選手権」で2週間ぶりの試合に臨む石川遼は、直近3試合連続で予選通過を果たし、少しずつシード獲得に向けて明るい兆しが見えてきている。2週間前の試合では、「アプローチ、パターは平均くらい。ショットは平均以下」という中でも予選を突破。「日本と同じ感じでやれているというか、悪いなりに粘れている。底上げを感じています」と、その手応えを口にした。

オフとなった先週は、拠点のあるオーランドでトレーニングとラウンドを繰り返した。筋肉痛を気にせずに体を追い込む一方で、石川は練習ラウンドでパー5のティショット以外ウッドを封印。「パー4は全部アイアンでティショットをして、2打目は長いクラブになるけど、そこからミドルアイアンを打つ選手と同じ精度で打っていく。ティショットは3Iで、セカンドは4Iとか5I。あまりにグリーンが止まらなくてロングパットが残っても、他の選手より1センチでも長いところから入れる精度の高いパッティングをしようと。それが、自分の飛距離で勝つために必要なゴルフだというのが見えてきました」。

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練習場では、スチールシャフトで一番長い4Iを中心に練習を重ねている。「僕の飛距離だと、ロングアイアンで凄く低い球や、曲げる球を打っていかないといけない。3Iの方が長いけど簡単なので、事実上一番難しい4Iを使いこなす」と、取り組む課題は明確だ。

米国での生活も数ヶ月が経過したが、「こっちに居たら、行動範囲がすごく狭くて逆にゴルフに集中できる。韓国の人が英才教育じゃないけど、こっちに来てゴルフ漬けの生活をするっていうのは分かりますね」という石川。レベルの高いPGAツアーで結果を残していくことは容易ではないが、その環境を自らの糧として成長していることは間違いない(テキサス州ダラス/今岡涼太)

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2013年 HP バイロンネルソン選手権

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