藤本佳則のスイングをスーパースローで見る
2012年 WGCブリヂストンインビテーショナル
期間:08/02〜08/05 場所:ファイヤーストーンCC(オハイオ州)
全英で予選突破の藤本、武藤がWGC初参戦
今季の世界ゴルフ選手権シリーズ第3戦「WGCブリヂストンインビテーショナル」は2日(木)から4日間、米オハイオ州のファイヤーストーンCCで開催。プロ転向1年目の藤本佳則は5月の国内メジャー「日本ゴルフツアー選手権 Citibank Cup Shishido Hills」優勝の出場権で初参戦を果たす。
2週前の海外メジャー「全英オープン」で初出場ながら決勝ラウンドに進出した藤本は、強行日程の最中にいる。国内ツアーを戦った直後に英国でプレーし、帰国後は先週の国内ツアー「サン・クロレラク ラシック」にも出場。そして今週は米国、次週は再び国内で「関西オープン」に臨むつもりだ。
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度重なる長距離移動と時差調整から来る疲労は計り知れない。しかし今週は「時差ボケはない」と体調面では万全をアピールする。熱波の中、開幕2日前から日々18ホールをプレー。元気に練習ラウンドを行った。7400ヤード、パー70のモンスターコースには「長いのはそんなに気にならなかった」としながらも「狭いです。フェアウェイも、コースも狭い。グリーンも小さい」と警戒心を募らせた。
また、昨年「ダンロップフェニックス」で通算4勝目を挙げて出場権を得た武藤俊憲も初参戦。全英では初日6位タイの好スタートを切り、予選通過を果たした。そして今大会も「全英と同じで要求されることが多い。平らのところから打たせてもらえない」と世界レベルを再び肌で感じている。
大会3日前から練習ラウンドを開始し、谷口徹のほかチェ・キョンジュやベ・サンムンら韓国勢とともにプレーをともにして調整。秋山武雄トレーナーも今大会は帯同し「言い訳はできなくなった」。それでも「戦い方、というのは何もない。そこまで(4日間を通じた戦略を練る)実力があればいいが、日本でのランキングも10何番目の選手。初日、2日目、3日目はどうこうを考えるのではなく、最初からその都度、自分のプレーをできるようにするしかない。やれそう?やるしかない」。謙虚に、目の前の一打だけに集中する。(米オハイオ州アクロン/桂川洋一)