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2012年 全米オープン
期間:06/14〜06/17 場所:オリンピッククラブ(カリフォルニア州)

オリンピッククラブって、どのようなコース?

今年で112回目を迎える海外メジャー第2戦の「全米オープン」の舞台は、カリフォルニア州サンフランシスコに位置するオリンピッククラブ。1860年に開場し、長い歴史と伝統を誇る名門コースだ。同大会が開催されるのは、1955年、1966年、1987年、1998年に次いで4回目。さて、オリンピッククラブとはどのようなコース?

今年の18ホールで話題となっているのが、全米オープン史上“最長”と銘打たれた16番パー5だ。その距離、それまでの記録だった07年(オークモントCC/12番)の667ヤードを超える670ヤード。ただ長いだけではなく、ティグラウンドからグリーンまでは緩やかな左ドッグの曲線を描いており、左サイドに林が続くレイアウト。グリーン手前には深いガードバンカーが待ち受け、飛距離だけではなく、1つ1つのショットの正確性も問われる難所だ。

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特に音を上げているのが、日本ツアーでも“飛ばない部類”に入る藤田寛之。「ティショットがラフに入った瞬間に嫌になる。お先真っ暗なイメージ。ティショットをフェアウェイに置くことが最低条件」と、難セッティングであればあるほど燃えるタイプの藤田も弱気をのぞかせる。11日(月)に初めて練習ラウンドを行った高山忠洋も「ティショットが右ラフに入り、2打目は7番ウッド。(3打目は)残り190ヤードを5番アイアンで打った」と苦笑いを浮かべた。

とはいえ、全てホールが途方もなく長いわけではない。全長は7,170ヤード(パー70設定)と比較的短いともいえる。「距離は長く感じない。フェアウェイに置いておけば何とかなると思う」と谷口徹。藤田も「去年(コングレッショナルCC/全長7,574ヤード)はぜんぜん歯が立たなかったけど、今年はフェアウェイにさえ置けばグリーンまでは届く」と希望を口にする。

グリーンの硬さ、短く刈り込まれたグリーン周り、絞られたフェアウェイ、長めのラフ等は、言わば当たり前の“全米オープン仕様”。そこに加えて難度を左右するのが、コース固有の地形や立地だ。同コースは海に面したシーサイドコースとあり、重い海風も障害となり得そう。さらに、大きく成長した巨木からフェアウェイ方向に長く突き出た枝葉。高山も「これが一番難しくて、プレッシャーがかかる」と苦言を呈す。

“空中”だけではない。フェアウェイはほとんどのホールで右か左に傾斜しており、ドローかフェードどちらか一辺倒では、ボールがラフに転がり込んでしまうリスクを負うことになる。パワーのみならず、球筋を打ち分ける技術を併せ持つプレーヤーに勝利の女神が微笑むコースといえるだろう。(カリフォルニア州サンフランシスコ/塚田達也)

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