キャプテンのグレッグ・ノーマン（左）は、3日目も石川遼とアーニー・エルスにペアを組ませる

「ザ･プレジデンツカップ」初日のフォアサム、2日目のフォアボールとダブルス戦2日間を終え、米国選抜に2ポイントのリードを許している世界選抜。キャプテンのグレッグ・ノーマンは2日間ともに石川遼とアーニー・エルスをペアにしたが、いずれも敗北を喫し未だ勝ち点はゼロ。巻き返しを図るには結果の出ないペアを組み替えるのが当然の流れだが、3日目の午前に行われるフォアサムでも、ノーマンは再び2人をペアにして送り出すことを決めた。

これはノーマンの判断だけではなく、石川とエルスの要望も多分にあったとノーマンはいう。「アーニーに別のオプションを与えることもできたが、彼はリョウとプレーしたがっている。我々はアーニーと、リョウにも聞いた。彼らはお互いに、一緒にプレーすることがとても心地良いそうだ」。

「初日のフォアサムでも、敗れはしたが4アンダーを出しているしね」と、3度目の正直に期待を込めるノーマン。その相手は、今季のFedEx Cup王者のビル・ハースと、昨季の賞金王マット･クーチャー。難敵相手が続くが、今度こそ2人の初勝利に期待したいところだ。（メルボルン／塚田達也）