久保谷が躍進! 遼は46位と変動なし/男子世界ランキング
●ワールドランキング(2011年度 第41週)
日本ゴルフツアー第18戦目「キヤノンオープン」で9年振りのツアー5勝目を挙げた久保谷健一が、世界ランクで前週比129ランク上がり224位に浮上。5位タイに終わった石川遼は世界ランキングポイント4.4点を獲得。日本人選手として最上位の石川の順位は前週と同じ46位と変動はなかったが、平均ランキングポイントは前週の2.863点から2.909点と上がっている。
5月29日付け第22週目から世界ランクトップの座に君臨しているルーク・ドナルドは、欧州ツアー「バンキア マドリードマスターズ」で大会連覇はできず11位フィニッシュ。今年はトップ10フィニッシュが17回と安定した成績のドナルドは2位のウェストウッドとは平均3.0ポイントという大差をつけている。上位勢トップ10の変動はなし。韓国で行われた「韓国オープン」でプロ初勝利を挙げたリッキー・ファウラーが前週36位から24位までランクアップとなっている。
8月の全米プロ以来のトーナメント参戦となったタイガー・ウッズは、カリフォルニアで開催されたPGAツアー「フライズ・ドットコム・オープン」で30位フィニッシュ。世界ランキング上位の選手があまり出場していなかった試合、30位以下の選手には世界ランキングポイントがなくウッズはポイントなし。タイガーの最新ランキングは1つ順位が下がり53位。1996年にプロ転向したタイガーにとって15年間では最も低いワーストランクになっている。
選手名/先週の試合結果/世界ランキング(前週比)
1位/ルーク・ドナルド(イングランド)/欧州ツアー: バンキア マドリードマスターズ 11位/変動なし
2位/リー・ウェストウッド(イングランド)/出場せず オープンウィーク/変動なし
3位/ロリー・マキロイ(北アイルランド)/韓国オープン 2位/変動なし
4位/スティーブ・ストリッカー(アメリカ)/出場せず オープンウィーク/変動なし
5位/ダスティン・ジョンソン(アメリカ)/出場せず オープンウィーク/変動なし
6位/マーティン・カイマー(ドイツ)/出場せず オープンウィーク/変動なし
7位/ジェイソン・デイ(オーストラリア)/出場せず オープンウィーク/変動なし
8位/アダム・スコット(オーストラリア)/出場せず オープンウィーク/変動なし
9位/マット・クーチャー(アメリカ)/出場せず オープンウィーク/変動なし
10位/フィル・ミケルソン(アメリカ)/出場せず オープンウィーク/変動なし
24位/リッキー・ファウラー(アメリカ)/韓国オープン優勝/12ランクアップ
52位/タイガー・ウッズ(アメリカ)/フライズ・ドットコム・オープン 30位/1ランクダウン
★ 主な日本人選手は以下の通り
選手名/先週の試合結果/世界ランキング(前週比)
石川遼/キヤノンオープン 5位/46位(変動なし)
池田勇太/キヤノンオープン 11位/66位(1ランクアップ)
平塚哲二/キヤノンオープン 予選落ち/76位(1ランクダウン)
藤田寛之/キヤノンオープン 24位/83位(変動なし)
近藤共弘/キヤノンオープン 16位/122位(変動なし)
谷口徹/キヤノンオープン 7位/123位(3ランクアップ)
小田孔明/キヤノンオープン 19位/133位(1ランクダウン)
片山晋呉/キヤノンオープン 21位/134位(3ランクアップ)
松村道央/キヤノンオープン 16位/145位(5ランクアップ)
高山忠洋/キヤノンオープン 予選落ち/158位(2ランクダウン)
今田竜二/フライズ・コム オープン 予選落ち/182位(4ランクダウン)
丸山大輔/キヤノンオープン 予選落ち/186位(3ランクダウン)
薗田峻輔/キヤノンオープン 24位/200位(14ランクダウン)
久保谷健一/キヤノンオープン 優勝/224位(129ランクアップ)
●USPGAツアー 賞金ランキング(賞金ランク対象45試合中 43試合終了)
タイガー・ウッズが8月の全米プロ以来の参戦ということもあり大いに盛り上がったカリフォルニアで行われたツアー第43戦、フォールシリーズ2戦目の「フライズ・ドットコム・オープン」。プレーオフ6ホールの末にツアー初優勝を挙げたのは32歳のブライス・モルダー。ジョージア工科大学時代は4年間オールアメリカン第1チームだったというモルダーは、優勝賞金90万ドルを獲得して賞金ランク45位に上昇。フォールシリーズの優勝は2013年末までのシード権を得たが、来季のマスターズ出場資格は獲得してない(フォールシリーズ、メジャー&WGCの同時開催週試合は対象外)。
タイガー・ウッズは4日間で19個のバーデを奪うものの、10個のボギーとダブルボギー1個が響き通算7アンダーの30位タイフィニッシュ。3万375ドルの賞金を加算したウッズは賞金ランクで1つ順位が上がり117位。今田竜二は通算1オーバーというカットラインに2打及ばず予選落ち。今シーズンは27試合に参戦して週末に進んだのが13回と安定性に欠ける今田の賞金ランクは88位。6月にアラバマ大学を3年で中退してプロ転向したバド・コーリーが単独3位フィニッシュ。コーリーは7試合参戦でトップ5フィニッシュが3回、合計67万ドルを稼いでいて賞金ランク114位同等まで上がってきている。
今週ジョージア州シーアイランドで開催の「マックグラッドリークラシック」には賞金ランク2位のウェブ・シンプソンが参戦。賞金ランク1位のルーク・ドナルドとの差は6万8971ドル。今週シンプソンが15位以上の成績を残すと賞金ランクトップに上がる
ことになる。
賞金ランク/選手名/試合数(優勝数)/賞金額/前週比
1位/ルーク・ドナルド(イングランド)/18試合(1勝)/5,837,214ドル/変動なし
2位/ウェブ・シンプソン(アメリカ)/24試合(2勝)/5,768,243ドル/変動なし
3位/ニック・ワトニー(アメリカ)/22試合(2勝)/5,290,673ドル/変動なし
4位/チェ・キョンジュ(韓国)/22試合(1勝)/4,434,691ドル/変動なし
5位/ダスティン・ジョンソン(アメリカ)/21試合(1勝)/4,309,961ドル/変動なし
6位/マット・クーチャー(アメリカ)/23試合/4,190,587ドル/変動なし
7位/ビル・ハース(アメリカ)/26試合(1勝)/4,088,637ドル/変動なし
8位/スティーブ・ストリッカー(アメリカ)/19試合(2勝)/3,992,785ドル/変動なし
9位/ジェイソン・デイ(オーストラリア)/21試合/3,962,647ドル/変動なし
10位/デビット・トムズ(アメリカ)/22試合(1勝)/3,858,090ドル/変動なし
45位/ブライス・モルダー/26試合/42ランクアップ
88位/今田竜二/27試合/961,022ドル/変動なし
117位/タイガー・ウッズ(アメリカ)/9試合/660,238ドル/1ランクアップ
193位/丸山茂樹/2試合/177,375ドル/3ランクダウン