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2011年 全米プロゴルフ選手権
期間:08/11〜08/14 場所:アトランタ アスレチッククラブ(ジョージア州)

R.マキロイは64位タイも安堵「やりきった」

米ジョージア州のアトランタ アスレチッククラブで開催された「全米プロゴルフ選手権」最終日。7オーバーの64位タイから出たロリー・マキロイ(北アイルランド)は4バーディ、5ボギー、1トリプルボギーの「74」でまわり通算11オーバーの64位タイのまま今季のメジャー最終戦を終えた。

マキロイは最終組から約5時間半前の午前9時過ぎから最終ラウンドを開始。ところが3番でトリプルボギーを叩き、リズムを序盤から失った。6番で最初のバーディを奪ったものの、8番でまたもボギーとしてしまい波に乗れない。

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9番ではフェアウェイバンカーからの第2打がグリーンを大きく超えてイベントテントの庭に入るトラブル。ドロップエリアを探す姿に、ギャラリーは前週の「WGCブリヂストンインビテーショナル」初日に、石川遼が18番ホールで見せたような“障害物越え”のトラブルショットを期待した。しかし、結局マキロイはテレビ中継用の矢倉を避ける救済を受け、グリーン奥のラフからアプローチ。周囲から大きなため息がこぼれる中、「Sorry ,guys.(みんな、ごめんね)」と、苦笑いしながらグリーンへ上がる一幕もあった。

結局後半も3バーディ、3ボギーと出入りの激しい展開で上位進出はならず。それでも初日の3ホール目の第2打で右手首と前腕を痛めた22歳は「正直言うと、やり切れたことが嬉しい。70ホールは100%の状態で戦えなかった。だから本当にタフだった。後半は良いプレーもできてきたし、最後もバーディを獲れたからね」。今大会がメジャーでなければ、棄権することが濃厚だったが、なんとか4日間を戦い終えたことに充実感を漂わせた。

今季のメジャーを振り返り「最初の2つ(マスターズと全英)は良かった。全英は土曜日のプレーがまずかったな。どれも本当に気持ちよくプレーできた。そして全米オープンでの勝利は来年に向けてもすごく大きな自信になった」。今後は数週間の休養を取り、再び欧州ツアーで賞金王を目指す。今年の米国での出場試合は今大会が最後となる見通し。来季は米ツアーを再び主戦場とすることが決定的で、マスターズでの初優勝を最大の目標として戦っていく。(米ジョージア州ジョンズクリーク/桂川洋一)

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