日本ツアー1位でも「一番うまいと思ってない」 細野勇策は同学年・久常涼と同組にワクワク
◇米国男子◇ベイカレントクラシック Presented by レクサス 事前(7日)◇横浜CC(神奈川)◇7322yd(パー71)
日本開催のPGAツアーに出場する72人のうち、アマチュア予選会を突破した長崎煌心(東北福祉大)を除いて国内男子ツアーを主戦場とする選手は9人いる。年間ポイントレース1位としてけん引する立場で大会初出場を決めた細野勇策は「ポイントランキングは1位ですけど、いま自分が日本(ツアー)で一番うまいとは思っていない。ずっと貪欲な姿勢で続けてきたことが、いまの1位につながっていると思うので、変わらず努力を続けていきたい」と強調する。
ジュニア時代から、ずっと見上げてきた存在とのペアリングも改めて自分を謙虚にさせてくれる。初日、2日目と同組に入った久常涼とは同い年。「同学年の中でずっと最前線を走り続けている選手で、すごく尊敬もあります」。自身が国内ツアーに本格参戦した2023年には、久常は欧州ツアー(DPワールドツアー)に主戦場を移しており、優勝してルーキー・オブ・ザ・イヤーにも輝いた。翌年からPGAツアーに昇格して3年目の今季はポイントランクでトップ50のエリート枠に食い込んでみせた。
プロとしてなかなか交わらなかったキャリアを「自分が追いかけようと思っても、(久常が)追いかけられない場所にずっといる」と表現。欧州で奮闘中の金子駆大を含め、海外に羽ばたいていった同学年プレーヤーの活躍を糧にして、5月「日本プロゴルフ選手権」で初優勝と殻を破った。
前身「ZOZOチャンピオンシップ」時代から、日本開催のPGAツアーでは8大会連続出場の松山英樹を筆頭に日本人選手が計100回プレー。2021年大会を制した松山を含め、トップ10入りは8回にとどまる。PGAツアー初出場でのトップ10入りとなれば、23年の平田憲聖と24年の杉浦悠太しかいない。
ことし米ツアー予選会への挑戦を明言している細野も、ハイレベルなフィールドでの戦いを通じて何かをつかみ取ろうと必死だ。「いまの自分でこのまま(海外ツアーで)通用すると思っていないので、足りないもの探しというか、通用するために何を補えばいいのか、何が足りないのかを模索する一週間にしたい」。2日間ともにプレーする楽しみを口にした久常からも、もちろん学びを求めて戦う。(横浜市保土ヶ谷区/亀山泰宏)