かつての年間王者も身を置くサバイバル 最終戦進出へカントレーが6位浮上
◇米国男子プレーオフ第2戦◇BMW選手権 2日目(21日)◇ベルリーブCC (ミズーリ州)◇7448yd(パー70)
ツアー通算8勝目を挙げてもう4年が経った。2022年、デラウェア州のウィルミントンCCで開催された本大会「BMW選手権」を最後に、パトリック・カントレーは勝利から遠ざかっている。その前年、21年にはプレーオフシリーズでやはり「BMW選手権」、「ツアー選手権」で2連勝して年間王者に輝いた34歳。いま、最終戦進出を懸けた生き残りの戦いに身を置いている。
年間ポイントランク(フェデックスカップ)43位で迎えた第2戦。「ランキングを上げる一番の方法は今週いいプレーをすること」。6年連続の「ツアー選手権」(ジョージア州イーストレイクGC)進出には、最低でも単独7位以上の成績が必要となる。3アンダー12位で迎えた2日目。久常涼と2人一組で回ったカントレーがポイントに挙げたのが、最終盤の3ホールだった。
16番(パー3)で3パットのボギーを叩くも、パー5の17番で第3打を3mにつけてバーディ。18番では第2打をピン手前2mに寄せ、2連続バーディで締めた。「バックナインに入ってから調子が出てきた。最後を2連続バーディで終えられたのは本当に良かった」。5アンダー「65」と伸ばして通算8アンダーの6位まで順位を上げた。
今季はここまでトップ10は4度。トップ5はまだない。それでも前戦の「フェデックスセントジュード選手権」で12位、その前の「ロケットクラシック」で8位と状態を上げている。スイングコーチのジェイミー・マリガンとトップの位置などを調整。「毎日、少しずつコントロールしやすくなっている感覚がある」と手ごたえを感じている。
カントレーは最終戦進出だけでなく、「プレジデンツカップ」選出に向けても米国選抜の圏外に位置する。本大会の結果が持つ意味は大きい。「どちらも自分ではコントロールできないこと。自分にコントロールできるのは、この大会でできる限りいいプレーをすること」。かつての年間王者は、そう繰り返した。 (ミズーリ州セントルイス/中村文香)