「難しいシチュエーション多かった」久常涼は粘りの70も後退 最終戦進出へ勝負の週末
◇米国男子プレーオフ第2戦◇BMW選手権 2日目(21日)◇ベルリーブCC (ミズーリ州)◇7448yd(パー70)
快晴に恵まれたセントルイスで、ベルリーブCCは初日とは違う厳しさを見せた。総距離の長いコースでグリーンはより硬く締まり、ピンを狙うショットには一段と精度が求められた。14番で久常涼がウッドで放ったティショットは、わずかの差でフェアウェイ右のラフへと吸い込まれた。そこからの奥ピンを攻めた第2打はグリーンを捉えたものの、奥へとこぼれる。近いピンへの難易度の高いアプローチを強いられ、寄せきれずにボギーを喫した。「難しいシチュエーションが多かった」と23歳。4バーディ、4ボギーでイーブンパー「70」にまとめたものの、1打差6位から7打差16位へと後退した。
中盤までは、根気強くスコアを伸ばしていた。1Wでフェアウェイを捉えた2番で3.5mのチャンスを作ってバーディ先行。一時的にトップに並んだ。ティショットを左ラフに曲げ、目の前に大きな木が立ちはだかった4番でボギーを叩くも、10、11番で連続バーディ。上位争いに踏みとどまっていた。
流れが変わったのは終盤だった。パー3の13番で左奥のピンを狙ったティショットがグリーン左バンカーにつまり、ここから2連続ボギー。17番(パー5)では1Wでのティショットが、フェアウェイ右を流れるクリークに吸い込まれた。「65」をマークした初日のフェアウェイキープ率は64.29%(9/14)。ラフからのセカンドの難易度が上がったこの日は全体38位の50%(7/14)まで落ち、スコアメークに苦しむ一因となった。
だからこそ、最終18番のバーディを週末へとつなげたい。1Wでのティショットが右バンカーにつかまりながらも、134ydの2打目を2.5mにつけた。下りのスライスを沈め、4つ目のボギーを喫した直後にイーブンパーに戻した。トップとの差は開いたものの、最後に見せた粘りは大きい。上位30人による最終戦「ツアー選手権」(ジョージア州イーストレイクGC)進出へ、目安として2位以上の成績が求められる正念場。上だけを見据えて残り36ホールを戦う。(ミズーリ州セントルイス/中村文香)