“おしい”紹介アナウンス「オキナワ」? 久常涼はブルーモンスターに一矢
◇米国男子◇キャデラック選手権 3日目(2日)◇トランプナショナルドラール ブルーモンスター(フロリダ州)◇7739yd(パー72)
岡山生まれの久常涼に「オキナワ、ジャパーン!」の声が響く。スタートティでの“おしい”アナウンスを受けた午前7時半、反撃は早朝に始まった。
2オンに成功した1番(パー5)でバーディ発進し、2番では15m以上あるパットがカップに収まった。次のパー4も3m弱のチャンスをものにして3連続。「朝は(グリーンの)芝が立っていなくて、きれいに転がってくれた。午前中はすごく良いパットが多かった」と前日苦しめられたグリーンを味方にした。
右サイドから2打目でグリーンを狙えなかった7番で、6mから痛恨3パットのダブルボギー。「残念なショットも結構あった」と気落ちしても、バックナインで再び奮い立った。第2打地点で左に直角に曲がる10番(パー5)から再び3連続バーディを奪い、開始時の69位からリーダーボードを駆け上がった。
キャリアで初めてプレーするブルーモンスターコースで3日目にして初のアンダーパー、「69」をマークして通算2オーバー57位に順位を戻した。この日一番の反省点は最終18番に尽きる。1Wでフェアウェイ右サイドの絶好のポジションをキープした後、2打目がグリーンの左、池のふちに落ちた。
残り距離は194yd、7Iを握り「イメージがすごく出ていた」と振り返る。寄せにくい右サイドに外すと「結局ボギーになる」と割り切り、ターゲットの範囲を狭めていた。
気持ちがはやるシーンで、同じ組のアンドリュー・ノバクが林から池に入れるトラブル。久常は「打ち急いだ。イメージが出過ぎて、ヘッドがちょっとかぶってしまった」とメンタル面のエラーを悔やむ。1罰打を加え、アプローチの後の3mを沈めてボギーに抑えたとはいえ、「良いところからだっただけにすごくもったいない」とため息をついた。
この日の平均スコアは「71.435」。総じて言えば、「結構、しぶといパットも入った。きのう(77)とは全然違うプレーだったと思います」と前を向ける内容だ。「あしたも朝早いスタート(午前8時54分/日本時間午後9時54分)。チャンスもあるだろうから、頑張りたいです」。名コースで成功体験をひとつでも持ち帰りたい。(フロリダ州ドラール/桂川洋一)