「余計なことを…(笑)」 難関3ホール“スネークピット”への金谷拓実の注文
◇米国男子◇バルスパー選手権 事前(18日)◇イニスブルックリゾート コパーヘッドコース(フロリダ州)◇7352yd(パー71)
フロリダスイングの最終戦を締めくくるのは、誰が何と言おうと“ヘビの巣穴”である。コパーヘッドコースの終盤16番、17番(パー3)、18番は、高難度の連続する3ホール。「スネークピット」の愛称で長らく親しまれてきた。
金谷拓実はどこまでも正直な人だ。「あまり意識したくないから、そういう名前を付けないでほしいんですよね。スネークピットとか、グリーンマイルとか…。しょうがないんですけど。余計なことするなよ!って思っちゃいます(笑)」と、冗談めかして口をすぼめる。
PGAツアーの伝統大会はファンを喜ばせる(選手を苦しめる)演出が大の得意。右ドッグレッグの16番のティイングエリア横には、ヘビが舌を出した大きなモニュメントが鎮座しているのだ。
グリーンマイルは「トゥルーイスト選手権」が行われるノースカロライナ州クエイルホロークラブの16番~18番。3週前の「コグニザントクラシック」のフロリダPGAナショナルには15番~17番「ベアトラップ」がある。金谷は今年の同大会で4日間(計12ホール)を2ボギーで耐え、ここまでのシーズンベスト17位を記録した。
さて、スネークピットがどれほど難しいかは数字が語る。PGAツアーのスタッツシステム「ショットリンク」がスタートした2000年以降、すべての選手によるスコアの合計はこの3ホールで5384オーバー。他の15ホールでは通算2796オーバーだから、難所がいかに終盤に固まっているかが分かる。
金谷は初出場した「ザ・プレーヤーズ選手権」で予選を通過し、決勝ラウンドを戦ってきたばかり。「考えること、プレッシャーはいつもよりも大きかったかなと、終わってからちょっと感じました」と頭を使いまくった。
今大会も攻略ポイントはTPCソーグラスとも同じ。「先週と少し似ていると思っている。ショットをフェアウェイに置かないといけない。ラフもしっかりあって、ドッグレッグが特に多いからティショットがより難しい」。今週も“雑音”はシャットアウトしてプレーを進めていく。(フロリダ州パームハーバー/桂川洋一)