日没とともにホールアウト 金谷拓実の思い出の「プレーヤーズ」は?
◇米国男子◇ザ・プレーヤーズ選手権 初日(12日)◇TPCソーグラス ザ・プレーヤーズ スタジアムコース(フロリダ州)◇7352yd(パー72)
最終18番を歩いているとき、背中越しに短いホーンが何度か鳴った。金谷拓実のホールアウトは午後7時半。正午過ぎの雷雨により30分遅れでスタートした“第5のメジャー”デビューラウンドは、なんとか初日のうちに終えられた。
スタートからパーを並べたまま後半に入り、迎えた14番。1Wショットをきっちりフェアウェイに置いた後の2打目がグリーン右ラフに外れた。3m強のパットを外してボギーが先行。続く15番でティショットを右に曲げる連続ボギーでさらに後退した。
雨水を含んだグリーンは、事前ラウンドよりもはるかに軟らかく、ボールを止めやすくなった。攻めやすいコンディションを生かせずにいた金谷は終盤に食い下がる。気温も下がった16番(パー5)で3mを沈めてようやく初バーディ。周辺が暗くなった17番(パー3)をパーで終えてアイランドグリーンを急ぎ足で降りると、最終ホールはフェアウェイ右サイドから残り186ydの2打目を確実にグリーンにのせてスコアを落とさなかった。
ルーキーイヤーの昨年、年間ポイントレースで100位以内(99位)を確保して今大会の出場権を初獲得。メジャー級のフィールドで争う試合は楽しみにしていた大会のひとつでもある。テレビで強く印象に残った試合が2015年大会。「リッキー・ファウラーが3人のプレーオフで勝った時」。最後は17番でセルヒオ・ガルシア(スペイン)、ケビン・キズナーを破ったシーンをはじめ、「毎年、接戦で最後までスコア動くから観ていておもしろかった」舞台でプレーできる喜びがある。
「14番、15番で落としてしまった後、16番でバーディを取れたのが、あしたにつながる」と「73」の1オーバーフィニッシュをポジティブに受け止めた。暫定52位は決勝ラウンド進出圏内。「なんとか回りきることができて良かったと思う。自分らしいプレーをして頑張ります。今週は特にラフが深くて難しい。良いポジションから攻めていけるように修正したい」。コンディションに変化がありそうな2日目が、次の勝負の一日だ。(フロリダ州ポンテベドラビーチ/桂川洋一)