「頭がぼーっと」 溜まる疲労と戦いながら星野陸也は2アンダー
◇米国男子◇ファーマーズインシュランスオープン 初日(22日)◇トリーパインズGC (カリフォルニア州)◇ サウスコース(7765yd)、ノースコース(7258yd、いずれもパー72)
3コースを使用した前週「ザ・アメリカンエキスプレス」同様に、今週も開幕前はコースチェックに奔走した。星野陸也にとって、トリーパインズGCを回るのは2021年「全米オープン」以来。メジャーではサウスコースのみを回ったが、本大会はノースコースもプレーする。
前週は日曜日まで戦い切って43位でフィニッシュ。「昨日まで頭がずっと、ぼーっとしていた」と疲労が溜まっていることは否定できない。それでも、コース情報を頭に叩き込んで挑んだノースコースで3バーディ、1ボギーの「70」。トップ10入りした17人のうち、14人がノースコースとあって「もう少し伸ばしたかった」と物足りなさはあるが、気落ちはしていなかった。
「もうちょっと微妙な調整が必要とは思うけど、悪くはない。先週のコースに比べて湿気があるからグリーンがちょっと軟らかいかなと思ったけど、思ったよりコンパクションは出ていて。落としどころが大事なだけに、コースマネジメントは上手くできたけど、決めどころのパットを決めていければいい流れにできた」と振り返った。
2日目は難度の高いサウスコースが待ち構えるが、「(過去に回って)知っているコース。いいイメージはあるので、いい流れで回れるように集中して頑張っていきたい」。21年全米オープンでのスコアは初日から「69」「74」「73」「71」だった。コースの難度が世界最高レベルと称されるメジャー大会で、4日間戦ったという経験は背中を押してくれるはずだ。(カリフォルニア州サンディエゴ/石井操)