18番グリーンでギャラリーの拍手に応える比嘉真美子

◇米国女子メジャー◇ANAインスピレーション 事前（3日）◇ミッションヒルズCC(カリフォルニア州)◇6834yd(パー72)

現在、国内女子ツアーの賞金ランキング1位につける比嘉真美子は大会初出場。「コースが綺麗！」と、まずは砂漠のオアシスに作られたコースの景色に感嘆した。

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海外メジャーの経験は、過去3度出場した「全英リコー女子オープン」だけ。昨年はイギリスで優勝争いの末に4位に入ったが、「もう忘れました」とそっけない。なによりも、いま自分がやるべきことに集中している、と解釈することもできそうだ。

「結構トリッキーなホールがあるので、しっかり戦略を立てていくホールと、バーディを獲らなくちゃいけないホールに明確に分けられる」というのがコースの印象。メジャー大会のセッティングを「易しくはない」というが、だからといって上位を諦めているわけではない。

歴代優勝者の名が記された18番グリーン脇の通路を歩く

「自分のベストを尽くして、それがかみ合えば可能性はゼロではない。あまり周りのことは考えていなくて、このコースを自分なりにマネージメントして、4日間どうやって毎日アンダーを出していけるか？そこだけに集中している」という。

今季は海外メジャーにも積極的に挑戦予定で、すでに「全米女子オープン」（5月30日～、サウスカロライナ州・チャールストンCC ）と「AIG全英女子オープン」（8月1日～、イングランド・ウォーバーンGC ）には出場することを決めている。

国内ツアーから参戦している日本人選手は比嘉1人。国内ツアー代表という見方は、「あまりそういう意識はない」と否定したが、ファンの期待はしっかりと受け止めている。「自分自身が一番自分のことを信じてあげないと、上位で戦うことは無理だと思う。一番楽しみにしているのは自分だし、一番期待しているのも自分。どういう結果になろうと、この週はわたしにとって貴重な一週間になることは間違いないので、すごく内容の濃い試合にしたい」と、きっぱりと宣言した。（カリフォルニア州ランチョミラーズ／今岡涼太）