今大会で5度目、3年連続の挑戦となる不動裕理

昨季の「クラフトナビスコチャンピオンシップ」で、不動裕理は日本国内賞金女王の意地と実力を見せた。通算4オーバー46位タイで決勝ラウンドに駒を進めた不動は、3日目に「69」をマークして通算1オーバー18位タイに急浮上。最終日はスコアを1つ落としたものの、通算2オーバーの15位タイフィニッシュ。上位20位タイまでの選手に与えられる次年度の同大会、つまり、今季行われる大会への出場資格を獲得したのだ。

過去6年に渡り4度ミッションヒルズに挑んでいる不動。2年連続で国内賞金女王に輝き、初めて参戦した2001年、不動は16オーバーを叩き予選落ちを喫した。その翌年では予選を突破したものの、45位タイで終了。3年後の2005年、3度目の挑戦では39位タイ。そして昨年は自己最高位となる15位タイと、出場を重ねるごとに着実に順位を上げていることが分かる。

昨季、7年間保持し続けた国内賞金女王の座を失ったものの、その大きな存在感と頭1つ抜け出た実力は日本のゴルフファンの誰もが認めるところ。5度目の参戦となる今大会、不動が優勝争いに名乗りを挙げる可能性は十分にあるはず。国内で誇った無類の強さを、強豪相手に見せ付ける不動の姿を見てみたいものだ。

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