豪華な日本勢の影に隠れがちの宮里美香だが、目を離せない存在だ

今季の米国女子ツアーメジャー第2戦「LPGAチャンピオンシップ」の舞台は、昨年まで通常競技の「ウェグマンズLPGA」が開催されていたローカストヒルCC。昨年の「ウェグマンズLPGA」で日本人最上位となる4位タイで終えたのは、宮里藍でも上田桃子でもなく、当時米ツアー1年目の宮里美香だった。

「コースに苦手意識はありません」と言い切る美香。同じコースとはいえ、今週はラフの長さ、距離の長さなど総合的に難度が増しているはずだが、「ラフはもっと長いと思っていたけどグリーン周りだけだし、距離も長くなってはいるけどあまり感じませんでした」とサラリ。ラフの深さに警戒を示す選手が多い中、意外とも受け取れる反応だった。

「特にここが得意、ということはないんですけど・・・。回ってみたら良いスコアって感じです。そういう意味では自然体で回れているのが良いのかも」。過去4回のメジャー出場では、そのすべてで予選突破。今週もサラリと上位争いを演じてくれそうな、そんな雰囲気を醸していた。