「いろんな気持ちが…」勝みなみは連続ノーボギーストップより“取りこぼし”を悔やむ
◇米国女子◇ザ・スタンダード ポートランドクラシック 最終日(16日)◇コロンビア・エッジウォーターCC (オレゴン州)◇6541yd(パー72)
勝みなみは前半6番で初日の前半だった18番以来のボギーをたたいた。連続ノーボギーが50ホールでストップ。伸ばし合いの優勝争いで、間違いなく痛かったスコアの後退だが、それ以上に悔やんだのは、直前の4番と5番(パー5)でチャンスを決めきれなかったことだ。「(ダメージとしては)そっちの方が大きいですよね。どっちもチャンスでしたし、やっぱり決めたかった」
構えでハンドファーストがきつくなり過ぎないことだけ意識しているパッティングの感覚自体は4日間を通して上々で、「いいイメージで(ボールを)押せているし、転がりも良かった」と振り返る。ポイントになったのはライン読みの部分。チャンスを逃したシーンについて「なかなか傾斜とか、読みにくいグリーンもあったりして…。ちょっと読めなかったです」と首を振った。
4打差5位から逆転の初優勝を狙う中で重くのしかかった序盤の取りこぼし。8番(パー3)では10m近い距離を流し込むバーディを決めるなど、グリーン上のパフォーマンスが自分を助けてくれるシーンが確かにあっただけに、胸中は複雑だ。「なんか…いろんな気持ちが混ざっています」。3バーディ、2ボギーの「71」と伸ばしきれず、通算13アンダー14位でのフィニッシュに苦笑いを浮かべる。
次週「CPKC女子オープン」はルーキーシーズンから4年連続の出場。2023、24年と予選落ちしたものの、前年大会は10位に入った。毎年開催コースが変わるカナダのナショナルオープンは、今週のバーディ合戦から一転して我慢大会の様相を呈することもしばしば。エドモントン近郊にある会場のロイヤルメイフェアGCはもちろん初めてだが、「新しいコースにチャレンジすることになるので楽しみ」と前向きに話す。
ちなみにこの日のウェアは黄色のシャツに黒のスカートというプロ野球・阪神タイガースカラーだった。コーディネートしたのは母・久美さん。16日の広島東洋カープとの試合で連敗を止めた阪神のように気持ちよく…とはいかなくても、上位争いに顔を出すことはできた。「(次週カナダで)耐えるところは耐えて、ひとつでも多く伸ばして、優勝を目指したい」。連覇の経験もある「日本女子オープン」に続くナショナルオープン制覇を狙う。(オレゴン州ポートランド/亀山泰宏)