前の組のアイデアを拝借 山下美夢有は隣のホールを使ってパーセーブ
◇米国女子◇みずほアメリカズ・オープン 2日目(8日)◇マウンテンリッジCC(ニュージャージー州)◇6735yd(パー72)
折り返しの18番、ティイングエリアで山下美夢有は大きく右を向いた。第1打を打ち出した方向は隣接ホールである1番のフェアウェイ。一緒にプレーしたふたりも同じように右サイドへティショットを放った。
右ドッグレッグのパー4である18番はこの日、左サイドにピンが立っていた。正規のフェアウェイからのショットはグリーン手前のラフやバンカーがかかるライン。10番ホールのエリアからなら、ピン方向にワナがなくグリーンを長く使えるアングルだった。
山下のキャディ、ジョン・ベネット氏は前の組のジーノ・ティティクル(タイ)、イン・ルオニン(中国)、ユン・イナ(韓国)がそろって1番に打っていくのを見て新ルートを発見。「知らなかった。本当にラッキーだった」。18番のフェアウェイからグリーンを狙った場合、UTで打つ可能性もあったところが、10番からは追い風を受け7Iを握れたという。
山下は正確なショットを2回続け、ミドルパットをきっちり寄せて難なくパー。提案を受け入れ、見事に実行した。「風もフォローでピンポジションが結構振られていた。本当に難しいピン位置で、前半をノーボギーで回れたのはよかった」。さらにひとつ後ろの組でプレーした竹田麗央も10番フェアウェイから2打目を花道まで運び、パーを拾った。
予選通過圏外の69位から出た山下はこの日、後半6番(パー5)から2連続ボギーをたたき「71」で終えた。「スコアはあまり気にせず淡々とプレーして、1つでも獲れるようにと思って回っていた。パー5で短い距離の3打目が寄らない。きょうはアプローチでミスをしてボギーを打った」と反省点もある。1オーバーの31位で週末へ。昨年予選落ちした大会で、ひとまず借りを返した。(ニュージャージー州ウェストコードウェル/桂川洋一)