そういえば、どうしたの? 勝みなみのホールインワンボールの行方
◇米国女子◇みずほアメリカズ・オープン 2日目(8日)◇マウンテンリッジCC(ニュージャージー州)◇6735yd(パー72)
スコアを2つ落として迎えた後半12番。グリーン手前から転がしたアプローチはカップ前のマウンドで右側に垂れ、ラフに到達した。4打目のチップショットも3m弱を残して2パットのダブルボギー。決勝ラウンド進出が危ぶまれる状況に直面したところで、すぐにバーディを奪えるあたり、勝みなみのリズムはいい。
2オンに成功した13番(パー5)は3mのイーグルチャンスを外したから「悔しくて、納得のいかないバーディではあった」。直前のダボを帳消しにはできなかったが、「くよくよしていると、良くなるものがならなくなったりする」というのは、最終日最終組で回った前週の「メキシコリビエラマヤオープン」からの学びでもあった。
暴風のコンディションと、それにふさわしいとは言えない厳しいピンポジションとに向き合いながら、終盤17番(パー5)でこの日3つ目のバーディを奪った。「74」とスコアを落としながら、通算イーブンパーで4試合連続の予選通過。15位で決勝ラウンドに進む。
前日の終盤7番(パー3)で決めた起死回生のホールインワンも実った形。ところで、米女子ツアー初のエースを決めたボールはどうしたかというと…?「あれ、どこやったかな。もしかしたら、(きょう)練習場で打っちゃったかもしれないです。わかんないな。もしかしたらロッカーにあるかも…。きのう、バタバタして帰っちゃったから」。ちなみに前回、2019年の国内ツアー「伊藤園レディス」で達成した際の記念ボールも「どこにいったかわかんない。誰かにあげちゃったかも」と天真爛漫。特別な執着はないらしい。
首位のジーノ・ティティクル(タイ)とは8ストローク差。「あしたは雨が降る予報らしくて、もっと寒くなるかもしれない」から、何が起こってもおかしくない。「体調に気をつけるのが一番。あとはケガをしないで一日回る。あしたは(通算)アンダーパーにのせられるように、しっかりマネジメントしたい」。記念ボールよりもずっと、ずっと欲しいものがある。(ニュージャージー州ウェストコードウェル/桂川洋一)