日本の飛ばし屋がメジャー最終日に競演 神谷そらは同学年・竹田麗央に脱帽「お手本」
◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 最終日(26日)◇メモリアルパークGC(テキサス州)◇6811yd(パー72)
キャリア3度目のメジャーで初めて4日間を戦い抜いた神谷そらは何度も涙をぬぐった。「これはちょっと(悔しさとは)違う意味だったんですけど…」。20位から上位を狙った最終日に「75」とスコアを落とし、通算イーブンパー38位フィニッシュはもちろん悔しさでいっぱいだ。
この日は日本から5本ほど持ってきたパターのうち、モデルは変えずにロフトを寝かせたタイプを投入した。インパクトでわずかにボールが“浮いて”転がるため、出だしで芝目に持っていかれることが減ったとうなずく。特にパーを並べた前半は「3つ4つ、よく分かんないところから入ったりもした」と笑ったように、グリーン上のマイナーチェンジが見事にハマったプレーだった。
一方で、「(ロフトを)立ててアップライトにした」1Wの微調整については微妙な評価だった。「わけわかんなくなっちゃった感じですね。(ミスは)左も右も、両方出ていたので…」。フェアウェイキープ率23.07%(3/13)にとどまり、2打目以降に負担をかけた。
海外選手のアプローチの打ち方に熱い視線を注ぎ、今後の挑戦につながるものを必死に吸収しようとした1週間でもあった。そして、最終日は竹田麗央と同組に入って日本屈指の飛ばし屋が競演。ジュニア時代から知っている間柄で、目指す米ツアーの先輩でもある。通算4アンダー12位で勝みなみと並ぶ日本勢最上位に入った竹田のプレーに「お手本というか、違いが明確に分かって、自分との差をすごくいろんな部分で見ることができた」とリスペクトがにじむ。
竹田はラウンド中、聞かれたことに対して「答えられる範囲で」米国生活についてアドバイスしたという。自身は昨季何度も優勝争いを演じたメジャーの初戦として上々のスタートを切った。「4日間、すごく集中してラウンドできた」としつつ、収穫も課題も見つかった。
5つあるパー5は4日間トータルで8バーディ、1ボギー。3番目に易しかったこの日の8番ではグリーン手前から中途半端な距離のアプローチを寄せきれず、パーにとどまった。「(58度じゃなく)54度を使う発想が、あんまりないので。でも、54度じゃないと寄らない、転がしじゃないと寄らないところでなかなかイメージが湧かない。練習して使えるように」。砲台グリーンに対する引き出しを増やし、精度を磨く必要性を感じた。次のメジャーは6月「全米女子オープン」(カリフォルニア州リビエラCC)。コースが違うとはいえ、初出場の2024年に9位、昨年2位とひときわ輝きを放ってきた大舞台だ。(テキサス州ヒューストン/亀山泰宏)