2025年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権

西郷真央が米ツアー本格参戦後ワースト「80」で予選落ち 古江彩佳もメジャー2戦連続

2025年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権 2日目 西郷真央
西郷真央は今季メジャー3戦目で初の予選落ち

◇女子メジャー第3戦◇KPMG全米女子プロゴルフ選手権 2日目(20日)◇フィールズランチ イースト (テキサス州)◇6604yd(パー72)

日本が誇るメジャーチャンピオンの2人が予選落ちを喫した。4月「シェブロン選手権」優勝の西郷真央が通算9オーバー95位、昨年7月「アムンディ エビアン選手権」優勝の古江彩佳が通算11オーバー123位となり、週末に残れなかった。

3週前の「全米女子オープン」でも優勝争いを演じて4位となり、シーズンのメジャー成績が対象となる年間タイトル「ロレックス・アニカ・メジャーアワード」でトップを走っていた西郷はスタートホールのトラブルで大きくつまずいた。10番でフェアウェイバンカーからの2打目をアゴに当てるなど、いきなり5オン2パットのトリプルボギー。深い左ラフにつかまった16番でもダブルボギーを喫し、前半ハーフで「41」をたたいた。

2025年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権 2日目 西郷真央
いきなりのトリプルボギーに始まり、リズムにも乗れなかった

同組だった全米女子オープン覇者のマヤ・スターク(スウェーデン)とメジャー2勝のブルック・ヘンダーソン(カナダ)はいずれも上位で予選ラウンドを終えたが、プレーに時間をかける場面も少なくなかった。終始リズムに乗れなかった印象もある西郷は後半にも3つのボギー。2023年「HSBC女子世界選手権」3日目に「85」を打ったことはあるものの、この日の「80」は米ツアー本格参戦以降ではワーストだった。フォローの風で止めにくくなったタフな8番(パー3)、硬いグリーンの手前のエッジギリギリに落としてピンに絡めた唯一のバーディが、せめてもの意地だった。

2025年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権 2日目 古江彩佳
古江彩佳はメジャー2試合連続の予選落ち

古江は全米女子オープンからメジャー2試合連続の予選落ち。昨季の米ツアーで決勝ラウンドに進めなかったのはダブルス戦「ダウ選手権」のみだったが、今季は直近出場5試合で3度目のこととなった。散見されたティショットを左に曲げるミスについて、「ここ最近、気になるところではありました」と話す。

連日強風が吹いたコースにあって、特に右風に対して持ち球のドローを右に出しきれない恐怖心があったという。自らのショットに一抹の不安を抱える中、ペナルティエリアのプレッシャーを受けながらのラウンド。メンタル面の揺らぎがミスにつながった部分もある。

2025年 KPMG全米女子プロゴルフ選手権 2日目 古江彩佳
2日間のフェアウェイキープ率は144位とまさかの数字

悔しさだけを持ち帰るつもりはない。フェードも打てれば攻略の幅がグッと広がると感じたセッティングで「引き出しを増やす意味で、そこ(フェード)もトライしていけたらいいなと思いました」と伸びしろを見つけた。これまでもショートアイアンのカット打ちなどは試合の中で使う場面もあったが、基本的には生粋のドローヒッターだった。

次週は米ツアー同期となるアン・ナリン(韓国)とのペアで「ダウ選手権」(ミシガン州ミッドランドCC)に出場予定。その2週後には、いよいよエビアンでのタイトル防衛戦に臨む。(テキサス州フリスコ/亀山泰宏)

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