連覇どころか予選落ち危機にショック隠せず ネリー・コルダはパットに悪戦苦闘
◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 初日(24日)◇ザ・クラブatカールトンウッズ(テキサス州)◇6911yd(パー72)
ディフェンディングチャンピオンの世界ランキング1位ネリー・コルダが大きく出遅れた。1バーディ、6ボギーの5オーバー「77」で暫定118位に沈んだ。
2025年に入って未勝利が続いているとはいえ、ここまで平均ストローク「68.13」でしっかりトップに立っている最強女王。前半3番(パー3)からの4連続ボギーが重くのしかかり、まさかの今季ワーストスコア(T-モバイル マッチプレーは除く)をたたいた。
連覇どころか予選通過も危ういスタートにショックを隠し切れない。ホールアウト後のインタビューでは泣きそうな表情で「練習に行かなきゃ。うまく打てていない」。初日に最もタフだった部分を聞かれても、「golf」とひと言。精神的ダメージを物語った。
ティショットのスコア貢献度はシーズンを通して1位。圧倒的なショット力を誇る一方、グリーン上で模索が続く。16位だった前週「JMイーグルLA選手権」で、昨季7勝のうち序盤戦の6勝に貢献したブレード型のパターに戻した。この日も同じ形のパターだったが、米ゴルフチャンネルによると、ラウンド後の練習ではマレット型にスイッチして感触を確かめたという。
前年には史上3人目となる出場5試合連続優勝を飾ったメジャー初戦。カリフォルニア州ミッションヒルズCC開催だった2020、21年を含めて4大会連続でトップ3に入っている(22年は欠場)。アマチュアとして出場した14、15年大会以来の予選落ち回避へ、2日目の巻き返しが必須となる。