エイミー・ヤン（中央）はニットキャップをかぶってジェニファー・ソンのキャディを務めた

◇米国女子◇Qシリーズ(最終予選会) 初日(30日)◇マグノリアグローブGC(アラバマ州)◇クロッシングコース(6664yd、パー72)、フォールズコース(6643yd、パー71)

畑岡奈紗は2週前の「CMEグループ ツアー選手権」で惜しくも今季初勝利を逃し、シーズンを終えた。敗れた相手、エイミー・ヤン（韓国）は4年ぶりの勝利を飾り、翌年以降の出場権はもちろん安泰だが、今週の最終予選会の会場でもロープの内側を歩いている。

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理由は、同じ1989年生まれのジェニファー・ソンのキャディを任されたから。長年、ツアー転戦の行動をともにしてきた戦友は今季、年間ポイントレースで149位に終わり、2年ぶりのシード復帰を逃した。

ソンの窮地でのお願いをヤンは快諾。来季の主戦場も同じにするべくタッグを組んだ。手押しカートの使用も認められているが、相棒が契約するPXGのスタンドバッグを担いでサポート。手にしたばかりの優勝賞金200万ドル（約2億9538万円）のことなど、どこ吹く風だ。フォールズコースを回った初日は3アンダー13位タイと上々のスタートを切った。