LPGAツアーでは過去数ヵ月、ロレーナ・オチョアとスザーン・ペターセンが圧倒的な強さを見せています。その2人やアニカ・ソレンスタムを含めたツアーチャンピオンだけが出場する「LPGAトーナメント・オブ・チャンピオンズ」が、現地時間木曜日からアラバマ州で行われます。

今週は、再びロレーナ・オチョアとスザーン・ペターソンのライバル争いが見られそうな気配です。オチョアはプレーヤー・オブ・ザ・イヤーと賞金女王に確定していますが、最多優勝回数では、ここまで7勝のオチョアと5勝のペターソン、二人にチャンスがあり、残すは2試合となっています。

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スザーン・ペターセン
「ロレーナは、今年に限らず、素晴らしいシーズンを何度か過ごしていますし、彼女が追っているのは、アニカただひとり。私は、ロレーナを追っているわけですからね。彼女は7勝、私が5勝で残り2試合、楽しみです。」

ロレーナ・オチョア
「スザーンは素晴らしい選手ですし、大の負けず嫌いです。そんな彼女が私のすぐ後ろに付けているのは、望むところですね。年齢も一緒ですし、お互いエネルギッシュなプレーをします。コースの中では違いますが、離れれば大好きな選手ですし、スザーンは一緒にいて楽しい相手です。ツアーには優れた選手が多いので、2008年は相当苦しくなると思いますが、今まで以上に練習して、新しいシーズンに備えるつもりです。」

今週は、来週行われるシーズン最終戦、優勝賞金100万ドルの「ADT選手権」の出場権をめざす戦いも見ものです。まだ出場権を手にしていないディフェンディング・チャンピオンのフリエタ・グラナダは、今週優勝することが条件となります。

フリエタ・グラナダ
「今年始めは、ワールドカップで優勝、ハワイで2位と好調でいい滑り出しでしたが、その後スイング改造を行ってから、少し苦労しています。早く自分本来のゴルフを取り戻してプレーしたい、今はそれだけです。」

記者
「アニカ・ソレンスタムも最終戦の出場権を持っていませんが、アニカのプレッシャーはそれほど大きくないですよね？」

ドティ・ペッパー
「それより、ここモービルにまだ到着していないのが心配です。アニカは2002年を最後にここでプレーしていないですが、このコースはアニカにぴったりですから、必ず優勝争いするでしょう。正確なショットが要求されるこのコースで4日間プレーした後、アニカは必ず、来週パームビーチで戦うはずです。」

オチョアは2006年の「LPGAトーナメント・オブ・チャンピオンズ」で、28個のバーディを奪いました。ショットもパットも絶好調だったオチョア、パーオン率は80パーセント近くでした。オチョアは今年、ツアーでのパーオン率が72.8パーセント、現在トップに立っています。2006年の72ホール目は確実にパー・パットを沈め、2位に10打差で優勝しました。

ロレーナ・オチョア
「2006年は、2日目にいきなり“8”をたたいてスタートしたのに優勝しました。このコースは大好きですし、見た目にもしっくり来ます。良い思い出もたくさんあるので、是非タイトルを防衛したいですね。今年ここまで、タイトル防衛戦ではいい成績を収めているので、今週も頑張ります。“トーナメント・オブ・チャンピオンズ”という名前もいいですよね。今週は準備万端でのぞんでいますし、気持ちも乗っています。練習もうまくいったので、開幕が待ち切れません。」

オチョアにとってタイトル防衛戦は今年4試合目。これまでの3試合のうち、5月の「サイベース・クラシック」と10月の「サムスン世界選手権」の2試合で優勝しています。

＜LPGAツアー「ADTチャンピオンシップ」緊急編成決定！＞
ザ・ゴルフ・チャンネルでは11月16日（金）～19日（月）に開催される最終戦「ADTチャンピオンシップ」を緊急編成することが決まり、初日から最終日まで生中継することとなりました。大会には、2006年決勝にまで駒を進めた宮里藍選手も参戦権をほぼ獲得しています。（ADTポイントの後期ランキングで現在4位）日本国内のTVは、独占放送となります。