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上田とソレンスタム、明暗を分けた17番

「SBSオープン」最終日、米ツアーデビュー戦にも関わらず、いきなり最終組で優勝争いを繰り広げた上田桃子。前半は、昨日の反省を生かしたノーボギーのラウンドで一つスコアを伸ばして折り返す。10番、13番とナイスパーで切り抜けると、14番のバーディでついに首位のアニカ・ソレンスタムに並びかけた。

だが、優勝を意識したのか、直後の15番でティショットをミスしてこの日初めてのボギーを叩いてしまう。続く16番では、抜けていれば数メートルはオーバーしたであろうバーディパットがカップインするラッキーにも恵まれたが、17番で再び試練が襲う。

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ティショットはフェアウェイキープをした上田だが、第2打を「PWか9Iか迷う距離で、9Iで軽く打とうと思ったら緩んでしまった」と、グリーン右のラフに外す。そこから寄らず入らずのボギーとしたのに対し、ソレンスタムは「長く忘れられないパットの一つになった」という6mのスライスラインをきっちり沈め、3打差がついて勝負は決まった。

「開幕戦にしては上出来」という上田だが、同時に悔しさも味わった。「今日の出来は70点」と話し、終盤4ホールで1バーディ2ボギーとスコアを伸ばせなかったことを課題に挙げた。「優勝が全てではないけど、出来なかったことは残念。もっと準備が必要ですね」という上田。「英語の優勝スピーチも準備してないし…」と、まじめに心配した。

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