伊藤涼太を抑えベストアマに輝いた金庚泰（左）と、大会レコードで優勝したY.E.ヤン（右）。

まさに韓国勢の独壇場。チャンピオンが同胞の肩を抱く。
「おめでとう！ 良く頑張ったね」。
「ありがとうございます。ヤンさんも素晴らしいプレーでした」。

Y.E.ヤン（＝写真上右）が大会最多となる通算18アンダーでツアー通算3勝目を飾り、ソウル・延世（よんせい）大学1年生の金庚泰（キム・ヒョンテ＝同左）は、通算8アンダー11位タイでベストアマチュア賞を獲得した。

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上：韓国勢の独壇場となった表彰式。がっちりと握手を交わすY.E.ヤン（左）、金庚泰（右）。 下：赤いカーペットの上に並んで座り、互いの健闘を称えあうY.E.ヤン（左）、金庚泰（右）。

2人きりでのぞんだ表彰式。赤いカーペットの上に並んで座り、互いの健闘をたたえあった。ゴルフの円熟期に差し掛かった33歳と、育ち盛りの19歳がコリアンパワーを見せつけた。

2人とも、やはり韓国出身で米ツアー選手のK.J.チョイを目標にしている。いつか大先輩と同じ舞台で戦うことを、胸に秘めながら戦っている。 次週の日本オープンでは、一緒に練習ラウンドをしようと約束した。

「僕で分かることなら、何でも教えてあげたい」（ヤン）。
「僕もいつか、ヤンさんのような強いプロになります」（キム）。
結束も固く、韓国人プレーヤーがますます勢力を広げていく予感だ。