欧州ツアーの罰金と復帰提案を“拒絶” ジョン・ラームが不満爆発「気に入らない」
◇LIVゴルフシリーズ◇香港 事前(3日)◇香港GC (香港) ◇6711 yd(パー70)
メジャー2勝のジョン・ラーム(スペイン)が、改めてDPワールドツアー(欧州ツアー)との対決姿勢を鮮明にした。
欧州ツアーは2月21日、主戦場をLIVゴルフに移したツアーメンバーについて条件付きで2026年シーズンの両ツアー出場を認めると発表。追加制裁なく“掛け持ち”を認める形となった。ただ、ツアー規定違反による未払い罰金の全額支払い、指定する大会への出場、メディア活動・プロモーションへの協力、係争中の訴訟の取り下げといった条件に同意した8人の中にラームの名前は含まれていなかった。
LIV第3戦「香港」を前に行われた3日の会見で質問を受けたラームは「条件が気に入らない」と欧州ツアーへの不満を隠さず、持論を展開した。「我々の影響力を利用することをもくろみながら罰金を科し、二重で利益を得ようとしている。私のようなプレーヤー、さらにはゲームの政治的側面とは無縁の若手選手に対する脅迫じみた行為ではないか」
欧州ツアーのメンバーシップ保持にはメジャーを除く年間4試合の出場義務がある。ラームによれば、今回のLIV選手に対するツアーの提案ではそれが6試合になっているという。「しかも、そのうち2試合は彼ら(ツアー)が指定する大会に出場しなければならない。『(本来の出場義務である)4試合に減らしてくれれば、今夜にでもサインする』と伝えても、それに応じなかった。6試合は断固拒否する」と語気を強めた。
そもそも罰金を科されたのは、ラームが欧州ツアー大会と日程が重なるLIVのトーナメント出場に際してツアーの許可を得なかったことによるもの。23年4月には英国のスポーツ仲裁機関がLIV移籍選手に罰金の支払いを命じているが、23年末に移籍したラームは制裁を不服として上訴し、昨年9月に行われた米国選抜との対抗戦「ライダーカップ」にも出場することができた。
機関が再びツアー側の主張を認めれば、ラームは罰金を支払わない限りメンバーシップをはく奪されることになる。その場合はライダーカップの27年大会出場も消滅する。「ライダーカップ出場のためなら喜んでお金を払う。DPワールドツアーの会員資格を保持するために追加で払う必要はない」と話し、対抗戦への強い思いをにじませた。