倉本昌弘の会長就任後、初となる理事会を実施。今後の方針を報告した

プロゴルファーの倉本昌弘を会長に迎え、新体制でスタートした日本プロゴルフ協会（以下PGA）は24日（月）、都内で定例理事会を開き、コンプライアンス委員会設置の決定を発表。さらに会員外理事候補として、女子プロゴルファーの岡本綾子氏から内諾を得ていることを明かした。

昨年8月、指定暴力団と協会理事との交際が発覚したことを受け、信頼回復のために正式にコンプライアンス委員会を設置するとともに、再発防止策として暴力団排除対策を強化する方針をまとめた。同委員会では相談窓口を設置するほか、各地域の理事会および会員との意見交換、倫理規定の改定を進めていく。

また、新たな会員外理事として岡本氏にオファーを出した理由について、倉本会長は「岡本氏の知識、広い視野が現在のPGAに必要であること、さらに男性会員の中で議論する上で、異なった観点を持つ女性の意見が欲しいと思っていた」と説明。岡本氏が倉本会長と同郷の広島出身ということもあって、幾度の面会を重ね内諾を得た。就任は、今年7月の臨時総会の承認を持って決定する。（東京都港区／糸井順子）